「相手軸思考発見」⑩相手の無責任さが自分の殻を破ってくれる
「あなたの一番の強みって、もしかしてこれじゃあないんですか?」
「え?それって、自分にとっては、ごく当たり前なんですけど・・・」
私は、「講師+著者デビュープロジェクト」のオブザーバーをしています。
このプロジェクトは、「素人が半年でビジネス書の企画が提案出来る様になる」為の、ナビゲーションセミナーです。
昨日は、その最終日。
5ヶ月間学び、頭から絞り出した、自分が書ける、書きたい企画の発表日です。
本当は、「読者が読みたい」本の企画を出さねばならないのですが、私も含めて、なかなかその視点が持てません。
自分の考えや色んな雑念に囚われて、大混乱に陥ります。
これには、未だ未だ厳しい修行が必要です。
冒頭の発言の受講生は、実は未だその段階までも到達していません。
偉そうに言っていますが、私も全く同じようなことがありました。
でも、自分のことは分からなくても、人のことは分かるもの(笑)
よく、「自分のことが分からなくて人のことが分かるか!」
と言われますが、自分で自分を見つめ直すって、本当は難しいんですよね・・・
自分だから、本心が分かるはずなのに、自分で自分にフィルターをかけて、言い訳をしてしまいます。
言われてもいないことや、起こってもいないことを勝手に想像して自分にブレーキを掛けます。
でも、他人に対しては、相手のことを真剣に考えているつもりでも「無責任」です。
相手の本心は分からなくても、「自分はこう思う」と言うことは言えます。
当たっていてもいなくても、感じたことは言えます。
これが、図星だったりするのです。
だって、他人はフィルターを掛ける必要はありませんからね。
この受講生に対しても同様でした。
彼は、この日の企画プレゼンに向けて、徹夜で自分の出版企画を考えたのです。
でも、全く見えてこなかった。
「本は出したい」・・・・けれど何を書いて良いのか分からない。
過去、3回の企画は全てボツ!・・・・もう自分が何者なのかも分からない。
そこで、書き出したのが、自分年表。
とにかく何でもかんでも書き出しました。
それを見た、他の受講生がひと言。
「あなたの一番の強みって、もしかしてこれじゃあないんですか?」
と、彼の過去の実績から、ひとつのテーマを提案したのです。
※「これ」が何かは彼の企業秘密です!
本人にとって、それは、ビジネスマンとして最初の大きな成果。
そして今も、その時に作った仕組みをベースに仕事をしています。
あまりにも当たり前すぎて、本人は気づいていなかったのです。
でも、私も含め、周り全員は、「うん、これだよね」と全員一致。
自分のことが分からなくなったら、
自分年表を書いて、自分をさらけ出し。
他人にそれを見てもらって、好きなことを言ってもらうのが一番早道だと言う事です。
他人に対しては無責任でも良いのです。
ここで言う「無責任」は、悪いことでも何でもないと思います。
「痛い所」を突かれるとムッとしたりします。
けれど、要は、それを自分がどう受け止めるかです。
相手軸とは、「完全に相手になる」訳ではありません。
相手の為に相手と同じ視点、相手と同じ立場に立って真剣に考え確認する、と言うことです。
そこには、自分軸ではない「無責任さ」があります。
それが、相手の中にある殻を破ります。
むしろ、無責任でない限り破れない・・・それくらい自分の殻って堅い物なのです。
そう言えば、私も自分の殻は、周りが好き勝手に破ってくれました。
その時は、苦しい思いをしましたが、それがあったから、前に進めたんだと思います。
改めて、師匠や友人達に感謝します。
さあ、昨日、少しだけ自分が見えてきたAさん!
今度はあなたの番です。
今度会ったら、あなたの殻をバリバリやぶって上げるからね~
お楽しみに~!
※アメブロで、ブログバックナンバーの改定新版を毎日更新しています。
読み逃した方は、こちらもどうぞ<(_ _)>
http://ameblo.jp/aitejiku/
- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2012年12月08日
- 08:09
- コメント(0)
この記事へコメントする