「相手軸な話」㉚部下から信頼されているか?のバロメーター
「私は、部下との信頼関係は、まだ全然レベルが低いのです。」
あるチェーン店のマネジャーが、ため息をつきながらこう話してくれました。
私「あなたは、現状の部下との信頼関係に満足していないんですね」
マネジャー「そうなんです。まだまだです。」
私「では、あなたが考える“理想のマネジャーの信頼関係”を100としたら今は何点くらいですか?」
マネジャー「そうですね、、、、40点くらいです」
私「なるほど。ではその40点は何が出来ていますか?」
マネジャー「部下は、私の指示には素直に従ってくれます。報告も毎日きちんとしてくれています。」
私「それは素晴らしいですね。では、信頼関係を50点にするには後何が必要ですか?」
マネジャー「相談して欲しいんです・・・彼らは、素直に従ってはくれますが、達成出来ているわけではありません。なので、どうすれば良いか?と言う相談をして欲しいのです。今はただ『ハイ!』と言っているだけのような気がします。
私「素晴らしいですね。では、もう10点増やすには何が必要でしょうか?」
マネジャー「意見です!特に反対意見が欲しい!」
このマネジャーは、信頼関係には、段階があることを感じていました。
そして、自分と部下との信頼関係には、まだまだ発展の余地があることも知っていました。
上司が指示したことを部下が「ハイッ」と素直に返事をするからと言って、それで信頼関係が深いとは言い切れません。部下は、上司に気を遣ったり、嫌われたくなかったりする気持ちが先行して、ただ迎合しているケースもあるのです。
このマネジャーは、マネジャーになって2年。
部下からは好かれ、業績も好調に推移しています。
しかし、最近「あれ?」と感じることが多くなってきたのです。
素直に返事はするけれど、実際は、きちんと取り組めていない。
「ハイがんばります!」「まかせて下さい」とは言うものの、取り組みレベルはイマイチ・・・
ずっと好調に来ていたので、素直な返事をそのまま受け取っていたのです。
しかし、あるスタッフの言動が、このマネジャーの「信頼関係」の捉え方に一石を投じたのです。
それが、マネジャー自身の気づきに繋がり、冒頭のコメントとなったのです。
そのスタッフの言動とは??
それはまた明日。
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2013年02月23日
- 12:19
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