「相手軸な人」⑧細かい観察力が説明力を向上させる
「説明がわかりやすい!とほめられると嬉しいですね~」
先日、私のお気に入りのスポーツジム(アルゴスポーツ吉祥寺)のトレーナーに「トレーナーとして何をほめられると嬉しいですか?」と聞いたところ、彼はこう言ってくれました。
わかりやすさをモチベーションにしているとは、流石です。
このジムはマンツーマン指導が売りなだけあって、どのトレーナーも非常に説明がうまいのです。しかも、通り一遍なマニュアル的な教え方では無く、各自が工夫して色々な説明をして下さいます。
私の質問に冒頭の様に答えて下さったトレーナー(Mさん)も、他のトレーナーとは違ったひと工夫を自分の「売り」としてこだわっています。
彼のこだわりは、細かさと手本。このジムのトレーナーの観察力は全員が非常に優れた物を持っています。
誰もが、私が疲れたとき、反動を使ってしまったとき、腹圧が抜けたとき・・・・しっかりと指摘をして下さいます。
中でもMさんは、その指摘が最も早い!もしかしたらトレーニングウエアの下の筋肉の動きが見えているのか?それとも、私の気がそろそろ抜けるのを見越しているのか?とにかく早いのです。
彼は22歳・・・・こんな若い人にこんなにも見事に見抜かれている私は何なんだ!!(笑)
細かい観察力・・・それが彼の強みです。
この観察力があるから、アドバイスがわかりやすいのだと思います。つまり、ココ!と言う瞬間を見ているので、アドバイスを受けた私の腑に落ちやすいのです。このポイントがずれると、いくら口で説明してもタイミングがずれているのでわかりにくいのです。
彼のアドバイスは、いつも印象に残ります。ダンベルを持つときの手首の角度、上手く出来たときのほめ方、これらは全て、きめ細かい観察力がベースになっているのだと思います。
トレーナーにとって、会員さんの運動指導、健康指導は重要なミッションです。
フィットネスジムは、設備や便利さ、価格も重要な選択要素ですが、トレーナーがどれだけ相手軸に立った指導が出来るかが一番のポイントなのです。
決して安くはないこのジムに、私が2年も通い続けているのは、このジムのトレーナーの相手軸思考の高さに共感しているからなんだと思います。
先日、フィットネス系のビジネス雑誌の編集長とお話をしていたら、トレーナーの質の低下が、フィットネス業界の根幹を揺るがしていると強い危機感を持たれていました。
このジム以外のトレーナーのことは私にはわかりませんが、しっかりと相手軸に立って指導をするトレーナーがもっともっと増えれば良いなあ~と思いますね。
ちなみに、このジムの方は先日、私の著書「『競合店に負けない店長』がしているシンプルな習慣」を6冊もお買い上げいただきました。ありがとうございました<(_ _)>
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2013年03月22日
- 06:20
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