「松下さんの著作本、全店の店長に配付すると（朝礼で）明言しました。あ、300冊前後になると思います。よろしくね！」
先日ある方から届いたメッセージを読んだ私は、その瞬間全身にサブイボが立ったのを忘れることが出来ません。（※サブイボ＝鳥肌）
このメッセージを下さったのは、私が大尊敬する先輩、加治幸夫さんです。
この方、かつて私の前職、株式会社グリーンハウスフーズで執行役員をされ、現在は株式会社物語コーポレーションで社長をされている凄い人です。その加治さんから、３３０冊ものご注文を頂いたのです。
以下、加治さんからのメッセージをご紹介します。
「松下さん、こんばんは。お元気ですか？昨日の朝礼で、松下さんの著作本を紹介しました。毎月初の朝礼で、加治の今月の推薦本コーナーというのをやってるんです。勝手に。全店の店長とエリアマネジャーに配付すると明言しましたので、早速注文させて下さい。
＜中略＞
友人だから義理で買うのではありません。内容が素晴らしかったからです。僕が完読してイマイチなら個人で10冊買って周りに配る。物語人必読書と思えば全店に配ると決めていて、今回はその結果です。
独立初の大仕事、良い仕事をされましたね！末永くよろしくお願い致します！まずはご報告と発注まで！あっ、たぶん300冊前後になると思います。よろしくね！」
今年3月6日に発売となった拙著「『競合店に負けない店長』がしているシンプルな習慣」。私はお世話になったたくさんの方々に御礼と「松下顔晴ってます！」と言う気持ちを添えて献本をさせていただきました。もちろん加治幸夫さんもその中のお一人でした。
加治さんは、私の前職である株式会社グリーンハウスフーズでご一緒させていただいたときに、私が提唱していた「店長自立プロジェクト」に共感をいただき、彼が担当していたダイニング事業部の店長や調理長にそのプロジェクトの導入を推進して下さいました。
このプロジェクトこそ、私が独立後の事業の柱となっている「人と場所の力を引き出して、お客様に知っていただき満足していただき、店長を成長させながら売上を上げていく仕組み」の原型でした。ただ、このプロジェクトを進めていた2008年当時は、まだマクドナルドととんかつ新宿さぼてんでしか導入実績が無く、もっと事例が欲しいと思っていた時期でもありました。
そんな時に加治さんは、「気持ちと理屈を両方兼ね備えた仕組み」こそ、気合と根性と感情で運営している自分達に必要なんだ！と、当時彼が担当していた「高級中華の謝朋殿」「カジュアル中華の西安餃子」「お粥専門店の粥餐庁」「イタリアンのタントチッタ、ピアットジョルノ」などに積極的に採用して下さったのです。
もちろん、導入した店舗の業績を向上させたのは言うまでもありませんが、同時に私が提唱するこの仕組みが、どんな業態でも通用できるという実績と自信を付けさせていただいたのが非常に大きく、今も心から感謝をしています。加治さんがいなかったら、私は独立できていなかったと断言できます。本当に感謝しております。ありがとうございました。
その加治さんは、3年前、物語コーポレーションの創業社長小林佳雄氏から請われて、同社の社長に就任。約300店舗にものぼる「丸源ラーメン」「焼肉きんぐ」「お好み焼き本舗」などの業績向上に向けて奮闘されています。
この株式会社物語コーポレーションの特徴は、企業として強い意志で取り組んでいる「自立集団の育成」と言うところにあります。この意志によって育てられた店長やスタッフが表現する各店の元気の良さやお客様への心配りは、私が「『競合店に負けない店長』がしているシンプルな習慣」で提唱している「相手軸思考」がすでにそのベースにあると言って過言ではありません。
今回、そんな素晴らしい株式会社物語コーポレーションに延べ330冊もの拙著をお買い上げいただき、直営、フランチャイズの全店長、そしてマネジャーに配付していただいたこと、私もなんだか仲間に入れていただいたような光栄な気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
「『競合店に負けない店長』がしているシンプルな習慣」ってお役に立つ本なんだ・・・また、加治さんに自信を付けさせていただきました。本当に、ありがとうございました。
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