アドバイスモードとフィードバックモードを切り替えて使う
「〇〇さんは、コーチング中に頭にアドバイスは浮かびますか?そんな時、コーチとしてどの様に対処するのでしょうか?」
ここ3日ほどブログで書いていますが、私はフィードバックをしているようで、無意識にアドバイスをしている。時に評価もしてしまっている・・・そんな悩みを持っていました。この悩みは、本格的にコーチングを学び始めてからずっと持ち続けている悩みです。
そんなテーマを持って受講した今回のインタラクティングコーチングセミナー。私は2年ぶりにお目に掛かったあこがれの先輩に冒頭の質問をしました。
「いあああ~私のコーチングって、実はアドバイスだらけだからなあ~全然基本ステップにのっとっていないしなあ~。普段のコーチングはもうぐだぐだですよ~(笑)」
「でも、きちんとコーチングモードに切り替えてやるときは、頭の中で『これはアドバイスするのか?』『これは、相手が話したいように話させるのか?』を切り分けるようにしているの。」
「どうしてもアドバイスをしたくなったら『ねえ、私あなたに言いたいことがあるんだけど、アドバイス聴きたい?聴きたくない?』って聴く様にしているのよ。まあ、聴きたくない!と言う人もいるからね。そんなときには言わない。」
あ、なあんだ!あこがれの先輩でもそうだったのか・・・・私は今まで悩んでいたのがなんだかあほらしくなるくらい、すう~っと肩の力が抜けた気がしました。私と先輩の大きな違いは、自分の頭にアドバイスやジャッジが湧いてきたときにそれをハッキリと認識していると言うことです。なので、アドバイスをしたくなったら、アドバイスモードに切り替えて様かどうかをクライアントに聴くという事です。私の場合は、相手を評価しながら、相手がどうなったら良いかという自分勝手なイメージを元にコーチングをしていたように思うのです。
これでは、相手が自由に自分で考える環境を提供しているとは言えません。
「コーチは相手が「自分で考える」環境を提供する(だけである)」これは、コーチエイの川本恵コーチの言葉です。
私はすぐに、相手に「こうなって欲しいな」「こうはなって欲しくないな」と言う想いが先行してしまい、その想いをコーチングに乗せてしまいます。もの凄く相手のことを想い、相手の成功、成長を願っているのですが、それは「自分の立場」つまり「自分軸」で考えたもののようです。
ここで誤解してはいけないのは、コーチングにその想いを乗せないために、あえて相手に対する成長や成功の気持ちを持たないというのは、ちょっと違うな、と思います。想っても良いのです。でも、あえて乗せないのです。いや、優秀なコーチはそんな想いを乗せなくても、「相手そのものを信じている」から、相手は必ず答えを見つけると信じているから、じっと聴くことに集中出来るのです。
なぜ信じられるか?それは、相手がコーチを信じて本音を正直に話してくれるから。
なぜ正直に話せるのか?それは、クライアントがコーチを信頼しているから。
なんだか、ニワトリと卵のようになりましたが、整理すると。
コーチは自分軸な想いを乗せる前に、相手軸に立って、まずは相手の話を真剣に聴く。
そして、相手を承認する。
その上でアイメッセージでフィードバックする。
だから信頼される。だから本音で話してくれる。
だからコーチは相手の中に答えはあるな!と確信出来る!!と言うことですね。
少しコーチングが解ってきたように思う今日この頃です・・・
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2013年09月04日
- 05:46
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