「従業員満足度調査」は約束が守られているかどうかの確認です
「「従業員満足度調査」をして、パート・アルバイトの希望を何でも聴いていたら、かえって甘やかすことになりませんか?」
「従業員満足度調査」とは、パート・アルバイトの希望や要望を聴くことのように思われがちですが、実は全然違います。もちろん、より満足するために意見を伺います。しかし、それはあくまで「仕事に対しての満足を高める」ためのポイントを伺っているのです。「ユニフォームがダサイ」とか「まかないを出して欲しい」とか、「もっとシフトに入れて欲しい」とか「時給上げて~~」と言うことを聴いて、それを実現させるために調査をするのではありません。
「従業員満足度調査」では、「決め手」があってこの店を選び、「期待感」を持ち続けることで仕事を続けてくれているパート・アルバイトの、この「期待感」が満たされているのか?を質問しています。この「期待感」とは、パート・アルバイトによる単なる「希望」「要望」「要求」ではありません。会社や店長が「約束」をしていることに対する「返事」なのです。
パート・アルバイトは、この会社のこの店が「こう言うことを実現するために、こういうスタッフを求めています。スタッフには会社として、目指していることを実現してくれるスタッフに対してこういう環境を提供します。」とあらかじめ「約束」をしています。「従業員満足度調査」は、この「約束」がきちんと守られ実行されているかどうかを確認するために行っているのです。
パート・アルバイトは、会社が「約束」していることを常にきちんと把握すると同時に、自分が会社に対して行っている「約束」も明確に自覚しなくてはなりません。それは、会社が「約束」を守ると同時に、パート・アルバイトも「約束」を守らねばならないからです。会社もパート・アルバイトも、このお互いの「約束」に対して真摯に取り組むことが、お互いの良い関係を維持するための必須条件なのです。
ブラック企業とか、悪ふざけバイトが生まれるのは、この「約束」が守られていないことが原因です。「約束」は、最初から出来ないようなことを宣言してはいけません。会社が最初から出来ない事ややる気が無いことを「約束」するからブラック企業と言われるのです。パート・アルバイトも出来ない事や努力しないことを約束してはいけません。パート・アルバイトも会社が、お客様に対してまじめに取り組もうとしていることに協力し、一緒に全力で取り組まねばならないのです。
このように、会社とパート・アルバイトの間には「約束」があります。「従業員満足度調査」や「個人目標面談」などは、それをお互いに確認するためのものです。この「約束」が具体的に表現され提示されていると、お互いがそれをきちんと認識しながら働くことになります。会社もパート・アルバイトも自分の都合の良いことだけを求めてはいけないのです。
隠すこと無く、ごまかすこと無く、言い訳すること無く、オープンに正直に、まじめにお互いの約束を守っていきましょう。会社が約束を守れないのならば、その事業は継続出来ない事業です。パート・アルバイトが約束を守れないのならば、守れるように成長しましょう。成長出来ないのならば、ここはあなたが幸せになれるところでは無いのかも知れませんよ。
お互いに、自分が宣言している「約束」を守りましょう!
そうすると、その先に、お客様には、満足とブランドに対する信頼が生まれてきます!
そして、パート・アルバイトの中にも「ここで働くことに対しての感謝と誇り」が生まれてくるのです!
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2013年10月10日
- 07:55
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