新人店長は「自分をほめる癖」を身に付けよう
「いやあ~よくやったわ!偉い!素晴らしい!さすがだね、やるな~~わ・た・し・って!」
彼女は、あるアパレルショップの店長。年が明けて最初のバーゲンで、記録的な売上を獲得したことに対して、自分で自分をほめているのです。自画自賛です。
「今回の勝因は、まずは、ここんところの傾向をよく分析して、しっかり在庫を確保して、それに合わせて陳列も変えて、スタッフにもその情報を共有してもらって、うん、バーゲン前に準備が完璧だったことだよな~!う~ん、私って出来る店長だわ~」
彼女がなぜ、自分で自分をほめているのか、それには二つの理由があるようです。
ひとつめは、彼女をほめてくれる上司がいないと言うことでした。基本的にひとって認めてもらってほめてもらって評価してもらうことでやる気は高まっていきます。しかし、店長という立場は、その店ではトップですから、なかなかほめてもらえるようなチャンスがありません。もちろん、会社の上司やデベロッパーの担当者や偉いひとからほめてもらえれば、ぐぐっとモチベーションは上がるのでしょうけれど、そんなことは滅多にないのです。そこで、彼女は、自分で自分をほめることにしたのです。
そうしている理由は、ふたつめの理由にも繋がります。彼女は、部下である販売スタッフを、よくほめます。しっかり観察して、しっかり認めて、そしてしっかりとほめます。そのことがスタッフのやる気を高めて売上げが上がることを理解しているからです。
しかし、ほめられていない人はほめ上手にはなれないと言うのが彼女の持論でした。自分がほめられていないと、自分の部下に対するほめ力もレベルダウンしてしまう。そう危機感を持った彼女は、自らをほめまくることにしたのです。その結果、彼女の「自画自賛」はどんどんと磨かれていったのです。最近では、何が良かったのかと、具体的に自分をほめるようになっているのです。
先ほども書きましたが、「店長」という立場は、いつもいつもその仕事ぶりを上司が見てくれているわけではありません。あたりまえです。「店長」なんですからね。「店長」って、いくら一生懸命頑張っても「結果」しか見てくれていないこともあるのです。しかし、それを不満に思ったり、腐ってしまったりしても、何の得にもなりません。かえって自分のパフォーマンスが落ちるだけなのです。
大切なことは、「自分のパフォーマンスを更に向上する方法を自分でコントロール出来ること」なのです。その為の「自画自賛」なのです。これは、「自己満足」とは意味が違います。「自画自賛」は決して「これで十分、もうこれ以上は不要」という意味ではありません。自分のがんばりを自分で「認め」「ほめて」、そのことで、さらに自分のモチベーションを高めていこうとする自己完結型の成長プログラムなのです。(ちょっと大げさかな?)
彼女は、この「自画自賛」を毎日行うことで、店内を明るくし、最近ではスタッフから「ほめられ返し」をされるようになったのです。それが、さらに自分の気分も良くしていると言う「モチベーション向上サイクル」を回しています。このサイクルは、「自画自賛+部下ほめ」を繰り返せば必ず回り始めるサイクルです。
さて、あなたは普段から上司から認められ、ほめられていますか?
もしも、その質と量に不足を感じるのならば、この「自画自賛+部下ほめサイクル」を是非、あなたも試してみませんか?効果ありますよ~
方法はかんたんです。今すぐ、鏡に向かって、言うのです。
「鏡よ鏡よ鏡さん、最近良い仕事をやっている優秀な店長は誰ですか?」
「それは・・・・」
この後は、ご自分でどうぞ!
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2014年02月22日
- 11:20
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