あなたと働きたいと言われる店長のシンプル習慣・・・エピローグ:その2
「なるほど・・・あなたはそう考えているんですね」
「なるほど」・・・と言う答え方って、かなりどっしりした印象のある答え方です。
落ち着いた、懐の深いイメージを与えます。
本書で書いた「受け入れるのではなく受け止める」ための具体的な方法としては、この「なるほど」と言う言葉が一番わかりやすいかも知れません。
しかし、「なるほど」と言ってしまうと、なんだか「納得」し「合意」をしたように相手にとらえられないかと心配になるという意見があります。確かに、よく研修やセミナーでそんな質問を受けます。
なるほどね~そう思っちゃうんですね。
わかりました。そういうひとには、ひとつコツを伝授して差し上げましょう。
「なるほど」と言ったからと言って、「合意」をしたわけではないことを、相手に理解して欲しいのならば、この後に続く言葉を工夫すれば良いのです。
「なるほど~つまり、あなたはこういうことを言いたいのですね」
「なるほど~あなたの考えは非常に面白いですね」
「なるほど~つまり、こういう意味でしょうか?」
このように、相手を主軸にし、相手の発言を「断定」したり、「確認」したり、もしくは、「面白い」という言い方で、興味や関心のレベルという風に限定すれば良いのです。
「なるほど」だけで終わってしまうと、相手も「わかってくれた」と勘違いしてしまう可能性もありますが、その言葉のあとに、ひとこと付け加えることで、相手の勘違いをかなりの確率で低下させることが出来ます。
是非、使うようにしてみましょう。
相手には相手の考えがあります。
あなたにもあなたの考えがあります。
たとえ、一見それぞれが、180度違う方向に向いていたとしても、よくよく聴いてみたら、少し「接点」が見えてくることがあります。
1度くらいで見えなくても、何度も何度も聴いていたら、そのうち「接点」が見えてくるものです。
何度も何度も聴いていないから見えないだけなのです。
受け入れるのは、その「接点」が見えて(あなたが納得してから)からで良いのです。
それまでは、何度も何度も受け止めれば良いのです。
「接点」が見えてこないうちに受け入れようとするから(あなたの心に)無理が生じるのです。
同じ人間です。
同じ会社で、同じミッションの元で、同じ仕事をしているのです。
同じ方向を見ているはずなのです。
解釈が、少しくらい違っていても良いのです。
それを面白がるくらいでも良いのです。
でも、必ず「接点」があります。
面白がるくらいに何度も見れば「接点」は見えて来ます。
もう一度言いますね。
受け入れるのは「接点」を見つけてからで良いのです。
それまでは「受け止め」ましょう。
たくさん「受け止め」れば、必ず「接点」が見せてきます。
大丈夫です!
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2015年06月04日
- 09:29
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