「『ゴールしたときの自分の姿をイメージさせる』って、なんだか『予言者』のようですね」
若き店長は、出来る店長のレクチャーを聴きながら、少し笑いながらつぶやきました。
「その通り!まさしく店長は『予言者』であるべきなんだ!」
「なんだか怪しげな感じですね~」
若き店長は、出来る店長の「予言者」と言う言葉に笑いながら突っ込みを入れました。
「君は、どんな『予言者』だったら、その予言を信じることが出来る?」
「そりゃあ、当たる予言をする『予言者』ですね」
「そうだよね。ならば『当たる予言』をすれば良いのさ」
「それが出来れば苦労しませんよね」
『予言』が先か?『実現』が先か?
「順番で言ったら、『予言』が先だよね。けれど、まだ実現していない、当たっていないから信じてもらえない」
「はい、いくら『これをやると君はこうなる』と出来たときの状態を言われても、にわかには信じられません」
「そう言うときは、『1分後の予言』をするんだ」
「え?どういう意味ですか?」
「え?どういう意味ですか?」
「実際に言ったとおりのことになるかどうかを『1分後』に実感させるのさ。たとえば、お客様へのオススメを君がスタッフに身につけて欲しいやり方でやってみせるんだ。その時のお客様の表情や行動をスタッフに観察させる」
「手本を示すと言う事ですね」
「手本を示すと言う事ですね」
「まあ、簡単に言えばそう言うこと。でも、案外店長ってそれをやっていない。ベテランになればなるほど手本を見せていない」
「確かに・・・」
「確かに・・・」
「僕が言う『予言者』とは、具体的な行動を行うことで、何かしらの変化が起きる、そのことをわかりやすく相手に伝えることのできる人のことを言うんだ。一般的な意味での『予言者』ではないんだよ」
色々教えてもなかなか身につかない部下や、行動を起こせない部下は、上司のアドバイスを聴かないと言う前に自分に自信が無いケースがほとんどです。
自信が無い部下に自信を付けさせるには、行動による変化を体感させるのが最も効果的です。
しかし、無理矢理やらせてもうまくは行きません。
そこで、まずは上司が先に小さな手本を示すのです。
そのため、上司は、自分の手本による目の前の変化を、わかりやすく見せる必要があります。
わかりにくい、納得しにくい手本は手本にはなりません。
上司が手本を示すときは、基本的には自分を見せます。
普通の店長は、この1回しかやりません。
しかし、出来る店長は、2回手本を示します。
今度は、手本の先にいるお客様を観察させるのです。
「実際に行う行動」と「行動によって生じた変化」を見せるのです。
だから、部下は納得するのです。
たとえば、
「思いっきり口角を上げた笑顔でお客様に挨拶する」すると「お客様も笑顔になる」
「今日は暑いですからこのメニューで涼まれてはいかが?とオススメする」すると「じゃあそれにしよう、と決める」
「質問に対して相手がなかなか話しださくてもじっと待つ」すると「やがて口を開く・・・それを見せる」
仕組みや作業は、その場で変化を見せやすいですが、相手がひとの場合、うまく行かないときもあります。
手本を見せることをしない上司は、この「失敗のリスク」を気にして出来ないのです。
しかし、完全にうまく行かなくても、何らかの変化はそこで起きています。
笑顔にならなくても、表情の変化は起きます。
オススメを断られても、オススメに対して考える仕草はします。
なかなか口を開かなくても、言葉が出なくても一生懸命に考える様子は見ることが出来ます。
「予言者上司」は、その変化を見せることで、「やってみる」ことの効果を示すのです。
そして、その積み重ねが、やがて大きく成長した姿が想像できるようになるのです。
単純に「君はこれをすると、やがてこうなる」と、言うだけではないのです。
出来る店長がやっている、きめ細かいフォローアップ。
そこがポイントなのです。
※繰り返しますが、このブログで私が言っている「予言者」とは、ノスト〇ダムスのような予言者ではないし、プロの占い師でもないし、もちろん詐欺師でもありません。行動によって起きる変化を具体的に見せることのできる人のことを言っております。誤解無きよう、宜しくお願い致します。
***************************
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しかし、出来る店長は、2回手本を示します。
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たとえば、
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