店長のための観る聴く問う講座:9つのスキル「応援力を高めよう」その1
「『がんばれ』よりも効果のある応援の言葉って知っているかい?」
出来る店長は、若き店長に尋ねました。
「え?応援の言葉って、やっぱり『がんばれ』に尽きるでしょう。一番気持ちが感じられますよね」
「たしかに、マラソンや野球などのスポーツの応援なら『がんばれ』が一番気持ちがこもるよね。けれど、お店や仕事の時、つまりスタッフや部下の立場としては、上司からお尻を叩かれているだけの応援に感じることもあるんだ」
「そうですね。ちょっとプレッシャーをかけられているようにも感じますね」
「実は、『がんばれの5段階活用』と言うのがある」
「え?何ですかそれ」
出来る店長は、おもむろにホワイトボー時に「がんばれの5段階活用」を書き始めました。
1)がんばれ~
2)がんばれよ!
3)がんばっているか?
4)がんばっているね~
5)がんばろう!
「これ、微妙に違うだろ?違いはわかるかな?」
「確かに感じが違いますね」
「君は、どの『がんばれ』が一番うれしいと感じるかな?」
「う~ん、仕事の時に言われるとすると、4の『がんばっているね』ですね。承認感がありますからね。その次は、5の『がんばろう』ですかね。一体感を感じますね」
1)は、応援は感じるけれど、プレッシャーも感じる
2)は、肩を叩かれた感じ、後ろから少し突き放されたようにも感じる
3)がんばっている自分を観てくれていないんだなと言うさみしい気持ちにもなる
4)がんばっている自分を観て認めて誉めてくれている気がする
5)一緒にがんばろう!と握手され一体感を感じる
もちろん、その時のニュアンスや声の大きさ、力強さ、表情によっても感じ方、伝わり方は違います。
しかし、語尾がほんの少し変わるだけで、部下やスタッフの受け取り方はずいぶんと違ってくるのです。
「1や、2や、3が全然ダメという訳じゃあない。けれど、やっぱり励ますんだったら、4と5を上手く使って欲しいんだよ。相手のがんばりをよく観て、しっかり認めて、誉めて、励ます!これが大切だと思うんだ!」
「わかりました!」
「特に、5の『がんばろう』は、相手と一緒に、また複数のチームメンバーと一緒に言うと、より効果があるよね。お店という所は、全ての行動がひとりプレイでは無いんだ。全ての行動が全ての人に繋がっているんだ。それをいつも感じさせるように『がんばろう』を言うとその効果は倍増するんだよ」
「がんばれ」にはたくさんの種類があります。
言う側と言われる側でも違います。
明日は、「がんばれ」をもっと深掘りしていきます。
お楽しみに!
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2015年09月04日
- 06:43
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