問題は具体化するから解決出来る

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2012年09月24日 08:11



色々問題が多くて、大変です・・・

と言うお話をよく聞きます。


では、どんな問題で、原因は何でしょうか?

と、お聞きすると、それがよくわからない、とおっしゃいます。


問題が多いのかも知れませんが、「一番の問題」は、それが明確化されていないことです。

問題には、必ず原因があります。

問題の解決には、その原因をハッキリさせることが、必須です。


ほとんどの問題は、それをハッキリとさせることで、必ず解決出来ます。

もやあ〜っとしたままで頭を抱えていても、何も解決はしません。


ハッキリとさせるには、ステップがあります。

まずは、どんな問題が発生しているのか?を再確認します。

次に、その問題を細分化します。

問題はひとつではないかも知れません。

分ける為の視点は、

ひと

時間

場所

商品

売り方

などです。


つまり、

誰が関わる時に発生するのか?

いつ発生するのか?

どこで発生するのか?

どの商品で発生するのか?

どの売り方で発生するのか?

そうすると、更に問題の根っこが、何かが見えてきます。


複合的に関わって発生する場合もあります。

それも、分解するからこそ見えてくる物なのです。


分析とは、分解のことです。

細かく細かく、もっと細かく分けるのです。

すると、例えば、ねじ1本の締め方が緩かったんだ・・・と言うことが見えてきます。

更に深掘りすると、どこまで締めるかという基準がなかったり、

締める為の工具が故障していたり、、、、、

これが、「問題の原因」です。


これを繰り返していくと、経験値が重なっていきます。

経験値が重なっていくと、「勘」が冴えてきます。

「勘と経験」は、こう言う分析の積み重ねから生まれてくるのです。


問題の根っこが見えてきたら、

今度は、解決方法を探します。


質問はふたつ。

「何を取り除けば、解決しますか?」

「後何が加われば、解決しますか?」


「取り除きたい障害」と、

「加えたい力」を

力とは、人の力、技術の力、物の力、金の力、情報の力、時間の力です。


最後に解決のためのロードマップを作って行きます。

「いつまでに」

「誰が」

「いくらかけて」

「何をして」(どんな方法で)

「何を」

「どこまで」

達成させるのか?です。


問題点の原因が細かく見えていたら、必ず解決が出来ます。

解決出来ないのは、原因が、細かくはっきりと見えていないからです。

何が邪魔しているのか?

何が足らないのか?

これを解決するのが、問題解決の基本なのです。


問題点を、ただ、ぼーーーーっと、見つめるのではなく、

バラバラに分解していきましょう。

必ず解決出来る糸口が見えてきますよ。

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