悲壮感と楽観的・・・危機管理に必要な心構え

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2012年09月02日 09:12



昨日は、防災の日でした。

ブログには、旅立った友人の話を書きましたが、

元々は、何か「危機管理」の話を書こうと想っていました。


その友人が、マクドナルドで担当していた仕事が、まさしく「危機管理」でした。

私も、同じ会社で営業技術課を担当していたときに、取り組んでいたのが「危機管理」。

なんだか、もう一度「危機管理」を見直そう、と友人が言っているような気がします。


当時、私は、危機管理の専門家ではなかったので、たくさんの本を読んで、勉強しました。

その中で、特に参考になったのが、

初代内閣安全保障室長で、危機管理の専門家でもある

佐々淳行氏が書かれた危機管理関連の著書でした。


佐々氏は、その著書の中で

危機管理の基本は、

①悲壮感を持って準備をし(リスクマネージメント)

②楽観的に対応する (クライシスマネージメント)

であると、言われています。


準備が出来上がっていたら、何が起こっても、かならず出来る、必ず助かる、大丈夫!

だから、落ち着いて行こう!

と、言う事です。


準備には、悲壮感を持って、被害想定をしないと十分な準備は出来ません。

しかし、いざ、事が起こってしまったら、今度は、悲壮感が判断ミスや行動抑制に繋がります。

楽観的に、「大丈夫、大丈夫」と思って、

まず動くことが大切なのです。


でも、世の中は、

楽観的に準備をし

悲壮感を持って対応する

そう言う危機管理(?)が多いように思います。

まさか、、、、

そこまでは、、、、

大げさじゃあないの~


悲壮感を持って準備をしようとすると、それを「まさか」と笑う人が多いこと多いこと・・・

備えあれば憂いなし

転ばぬ先の杖

これは、ビジネスにも通じる重要な視点です。


慎重とか

気が小さいとか

細かいとか

ではありません。

準備万端だから、大胆に動けるのです。


佐々淳行氏の著書。

20年近く前の発行です。

古くなった本の香が、少し鼻に来ますが、、、、

もう一度読んでみようと思います。

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