姿勢は認める。けれどレベルは低い。だからガンバレ!

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2012年09月20日 13:42



本日、AppleがiPone,iPad用のOSを5から6にアップグレードしました。

今回のアップグレードで、色々と機能が加わったり、変更になったりしました。

その中で、私が一番気になっていたのが・・・地図。


予告はされ、予想もしていましたが、はやり、地図がいまいち美しくない・・・

もちろん、世間的には色んな評価があります。

でも、ほとんどの評価が、ボロクソ(笑)

まあ、なかには、好意的な評価もチラホラ・・・


しかし、何と言っても、美しくない・・・

これが私の評価です。

地図は、美しさが命、なのです。


好意的な評価の方も、美しいと言っていません。

その方の評価は、


今までは、地図の分野は、圧倒的にgoogleに主導権を握られていた。

それに対して、独自のサービスを進めて行こうとすると、何かと面倒だった。

だから、Appleは、自分達で地図を開発した。

それも、超短時間で。

それにより、独自路線を歩むことがし易くなった。


なるほど、この、努力と、姿勢はお見事だと思います。

しかし、それと、地図の出来具合とは別の問題です。

残念ながら、地図は、美しくないのです。


これに似たようなことは、ビジネスの世界でも良くあります。

自身の独自性に拘り、人まねをせず、または、人のアドバイスを聞かず

独自の方法でミッションに取り組む。

その「姿勢や拘り」については、認められても良いんだと思います。


しかし、その結果としての、ミッションの達成レベルや精度が低ければ、

それは、「合格」ではないのです。


姿勢や努力は、その成果と一緒に評価されるべきではないのです。


Appleもgoogleも、お客様の為、と言いながら結構独善的な手法を良く取ります。

自分達の利益が最優先されてるようなに感じることも良くあります。

ま、、どっちもどっち、という感じなのです。


でも、ビジネスは必ず顧客の利益の為に行われなければなりません。

顧客だけが、利益をもたらすからです。

ですので、顧客のメリットが増えなければ、全く意味のないことなのです。

将来性は、それが実現された時に評価されるべき事です。

姿勢も同様です。

独自性もまた同じ事です。


人事評価、業績評価の分野でも、

プロセス評価を用いる所が増えています。

プロセスに注目し、その過程での努力を評価する。


しかし、間違ってはいけません。

頑張ってます。

休みも取らず、夜も寝ないで頑張っています。

それで評価してはいけません。


完全オリジナルです。

独自性が高いです。

それも同じ事です。


頑張りも、独自性も素晴らしいと、認められるかも知れません。

しかし、それと評価は別物です。

目的、目標が達成されていること。

それが大切です。


今回の、iOS6.

iPhone5同様に、Appleが完全リニューアルを果たした素晴らしいOSです。


しかし、地図は美しくない・・・

私の満足感は満たされないのです。

ですので、目標は未達です。

これでは、ダメなのです・・・

だから、もう一踏ん張り、顔晴って欲しいのです。


※写真は、左がgoogle-map 右がApple-mapです。

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