「自分勝手な相手軸」を押しつける人には、ある共通項があります。
実は、こういう人は、」相手の立場に立つ前に、踏まえておいて欲しい「三原則」を踏まえていないのです。
その三原則とは、
「答えは相手の中にある」
「相手は自分とは違う」
「相手は成長を望んでいる」
(これが昨日のお話)
今日は、その中のひとつ「答えは相手の中にある」にフォーカスします。
これは、コーチングの「相手の中にある答えを引き出す」と、同じ事を言っています。
相手の立場に立つ時に、相手の考えを受容し、それをきちんと理解しようとするには、
まず「答えそのものは相手の中にあるんだ」という前提に立っていないと、
必ずと言って良いほど、人は自分の考えを相手に押しつけます。
たとえ押しつけるとまでは行かなくても、「提案」「提示」「ほのめかし」位はします。
相手の立場に立つ時に、最も大切なのは、相手の存在や考えを認める事です。
それは、決して、相手の考えにそのまま合意をすると言う事ではありません。
それが相手の考えなのだ、と言うことを認める、と言うことです。
まずは、受け入れる。と言うことが最初にあるのです。
相手は、相手の考えで行動します。
その行動の原点になる考えや判断は、常に相手の中にあります。
相手の立場に立とうとする時は、「ここに立ちなさい」ではなく、
「どこに立っているかを相手から聞く」事から始まります。
たまに相手が、「ここに立っている」と言えない時があります。
しかし、それを見つけてもらわないと、聞き手も相手の立場には立てません。
ですから、聞き手は、相手がどこに立っているのかを気づいてもらうように、聞く(質問する)のです。
もちろん、相手が、「どうしても、解らない」と言う時もあります。
その為にアドバイスを求めてくる時があります。
その時だけアドバイスをするのです。
相手が行動する時は、必ず自分の意志で行動します。
それが答えです。
正しいか間違っているかではありません。
自分の考えで相手を理解し、それが相手の考えだと決めつけるから、ギャップが生まれます。
決めつけは、相手が決めつけているのではありません。
あなたが決めつけているのです。
答えは相手の中にあるのです。
明日は、この二つ目「相手は自分とは違う」について、お話しします。
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