「相手軸な話」⑱「は」と「も」で大違い!

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2013年02月11日 06:24




「君だけが不幸なわけでは無いんだよ」
「(いえ、私別に不幸なわけでは無いんですけど・・・)」

テレビを観ていたら、その番組で視聴者からの葉書が紹介されていたのですが、その中身がとても面白かったので、今日はその感想をつらつらと書いてみたいと思います。

葉書を書いた方は、37歳の独身女性。
上司である部長が、はあ~とため息着いて「うちの娘がまた会社辞めたんだよ。長続きしないんだよな~」
と言ったので、彼女は「部長も大変なんですね~」と言ったら・・・冒頭の会話となったのです。

「そう、君だけが不幸なわけでは無いんだよ」
言われた彼女は、、、私は確かに37歳で独身ですが、別に不幸だとは思ってはいませんし、毎日楽しく生きてます!部長は、37歳独身女性は不幸だと思っていると、思い込んでやしませんか!

と言うようなことを葉書に書いていたようです。
私は、思わず吹き出しましたが、よくよく考えてみると、彼女は「部長も・・・」と「も」を使って言っていたようなのです。(テレビから流れた音声なので、たぶん、ですが)

部長からすれば、その「も」は、自分に対する共感だと感じたのかも知れません。
なので、彼女も自分同様に、「はあ~」と言うように思っていると感じたのでしょう。
彼女は、その後の反応を見ると,別に共感と言うレベルでは無く、軽めの同情のようです。

しかし、たった「も」がひとつ入るだけで、受け取る相手の心理状態では、「共感」と受け取れるのかも知れませんね。まったく、言葉って難しいものです。

自分がそこまで深く考えていなかったとしても、相手は相手の心理や感覚、経験などでその意図を判断します。
良いように受け取る場合もあれば、悪いように受け取ることもあります。

「お!今日は、綺麗だね~」
と言うと、
「今日は、なんですね。いつもはブスなんですか?」
と言う反撃を食らいます。

「お!今日も、綺麗だね~」
と言うと、
「わあい!ありがとうございます♪ヽ(´▽`)/ 」
と喜ばれます。

たった一文字違うだけで大違い!その日1日が天国と地獄ほど違ってきます(笑)
ちょっとした会話でも、相手軸に立って、よ~く言葉を選んで話したいですね。


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