新人店長は「コミュニケーション」は誤解するのが当たり前と思おう

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2013年11月25日 09:10




「だから、早い話が、つまり何を言いたいかというと・・・・」

で、結局何を言いたいのか解らない!
こんな調子で延々としゃべり続けるひとって周りにいませんか?これくらいわかりにくい場合は、聴き手の方も「わかりません」と言わざるを得ないかも知れませんが、話し手が社長だったりすると、なかなかそういう風には切り出せませんよね。で、結局、「何を言いたいのかは聴き手が想像する」 羽目におちいります。

まあ、「訳のわからない話し方」をされたときは、まだそれなりに対処する意識が働きますが、ごく普通に話された場合は、聴き手の方もきちんと話を理解したつもりになっているときがあります。10人中10人が同じ解釈をするように話された場合は良いのですが、たいていの場合は聴き手の方は2~3割程度のひとが誤解をします。いや、細かいところまで行くと、半数以上が誤解をしているかも知れません。

さらに、メールやLINEなどの文字伝達になるとそのギャップはもっと広がります。メールは短い文章で伝えます。その為、感情や心情は上手く伝わりません。深刻に伝えても軽く伝わったり、逆に、軽めに伝えたつもりが重く伝わったりします。絵文字や顔文字でフォローしてもなかなか真意は伝わらないものです。もちろん、電話でも、スカイプでも、会って話しても同じ事です。もちろん、メールよりも電話、電話よりも会う方がギャップは少なくなるでしょう。しかし、お互いの意志が正確に意図通りに伝わると言うのは、本当に難しいものですよね。

これは、伝える側の伝達力、聴く側の理解力がそれぞれ100%では無いことが原因です。例えば、あなたの伝達力って理想を100%としたら、いまは何%くらいでしょうか?
・・・・では、70%としましょう。結構高いですよね。
今度は、私の理解力は何%でしょうか?・・・・これも70%としましょう。
これって、70%×70% と言うことですよね。 
さて掛け合わすと・・・・答えは 49%です!半分なのです。

そして、多くのひとは、この残りの51%を、自分の固定概念や先入観で想像して補足します。これがまた誤解の原因にもなります。

店長が、パート・アルバイトとコミュニケーションを取るとき、かなりガンバっても、このように半分くらいの相互理解になってしまうのです。

店長「おはよう!!今日も元気にがんばろうね~」
バイト「おはようございます!(今朝は、寝不足でしんどいんですよね・・・)」 
※(  )内は心の声

こんなことって、しょっちゅうなのです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
もちろん、相手の気持ちを正確に察知して、相手の立場に立って伝えることが理想なのですが、そうは言うもののそれってなかなか難しいですよね。

なので、私は、いつも次のように心がけています。
ギャップが生じている51%については、「良い方に理解する」ようにしているのです。
決して、「悪い方に解釈はしない」ようにしています。それだけで、ずいぶんと気分が晴れやかになりますからね。

あなたも、ギャップを感じるときは「良い方に理解」みてはいかがでしょうか。
でも、「自分に都合の良い方に理解」してはまずいですよ~(自分に反省<(_ _)>)

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