あなたと働きたいと言われる店長のシンプル習慣・・・ステージ3:その2

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2015年05月11日 06:35



「残念ながら、目標は達成出来ませんでした。原因は・・・」

部下は、目標が達成できなかったことが残念なのです。
だから、それを反省しようとします。
これは、多くのビジネスマンが行っています。
上司も、出来なかったことを反省し、その原因を分析するように求めます。
その目的は、反省し、原因を分析することで、目標を達成させたいと考えているからです。

しかし、多くの場合その「反省」と「分析」は、次に活かされることはありません。
やはり、次のサイクルも同じように、同じような原因が壁となって目標は達成できないのです。
それは何故なんでしょうか?

それは、「反省」をするからです!

目的は・・・・「目標を達成すること」ですよね。
ならば、どうやったら目標が達成できるかと言う「方法」を見つけないといけないのです。
反省と分析は、目標が達成できなかったことについて、もう一度見ているのです。
そこには、目標の達成の仕方は存在しません。
そこにあるのは、「出来なかった原因」です。

確かに、そのできなかった原因を取り除けば出来るかも知れません。
しかし、その取り除き方は、「推定」「仮説」でしかありません。

それよりも、到達はしなかったけれど、出来たところまでについては、「出来て」いるのです。
そこには「出来る方法」があるのです。
その方法に何故もっと着目しないのでしょうか?


例えば、「集客」をするとします。
今来店されているお客様が来て頂いている理由をもっと磨き、そのお客様と同じタイプ、目的、悩み、期待、好み、ニーズなどを持つお客様に対して、今来て下さっているお客様が居る場所に対してアプローチする方が、まったく新しい層やニーズのお客様に対して、新たな告知をするよりも何倍も集客効果が高いのです。

ところが、世の中の9割以上のお店が、前者の方法を採らずに後者の方法を採ります。
ターゲットを広げて商品を増やせばもっと集客できると思い込んでいるからです。
しかし、残念ながらそう言う方法は、今の世の中ではまったく通用しなくなっているのです。
その結果、商品の魅力が下がり、肝心のメイン顧客層の評価自体が低下してしまい、総売上は下がっていくのです。

目標設定、目標達成のための上司のフォローアップもこれと全く同じです。
部下の目標には、「出来ているところ」があるのです。
何故そこまでできたのか?
それを分析し、それをより磨き上げることで、その目標はより早く効率よく、より高い精度で達成できるようになるのです。

新たな方法を探すよりも、まずは、今出来ているところをもっと伸ばしていきましょう。
そうしないと、新たな目標を設置しても、また同じ事になっちゃいますよ!

出来ていないところよりも、出来ているところに着目!
これです!

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