あなたと働きたいと言われる店長のシンプル習慣・・・ステージ6:その4

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2015年05月31日 09:56



「えええ~ほんとうにやるんですか??まあ、店長が『やれっ』て言うならやりますけど・・・よ~し、やるぞ!」

上司のムチャぶりに対して部下がどのような反応を示すかで、その上司の普段からのリーダーシップが試されます。

リーダーシップというのは「敬意と信頼」によって成り立ちます。
それは決して「ポジション(立場)」や「タイトル(役職)」によって成り立つものではありません。


敬意というのは、文字通り相手を尊敬する気持ちです。
リーダーの普段からの行動や言動が、「尊敬」に値するかどうかで決まってくるのです。
「尊敬」を集めることによって、初めて「信頼」が生まれてくるのです。

リーダーのなかには、「尊敬なんて気にしない。いずれわかってくれる」と言いながらかっこつける人がいます。
いずれわかってもらえるのなら、なぜ今わかってもらわないのでしょうか?
それは、ただ単に「説明することが面倒だから」なのです。
もしくは、「説明が出来ないか、反論が怖いか」なのです。
リーダーには「説明責任」があることを忘れてはなりません。説明責任とは、納得責任なのです。
(「説明責任」については、また別の機会に詳しくお話ししますね)

さて、きちんと説明責任を果たしながら、その行動と言動によって尊敬を集めていくと、部下はリーダーのすることなら、リーダーの言う事ならば、完全に理解しなくても、そのときは意味がわからなくても、「ひとまず行動」をするようになります。これが信頼です。

「このリーダーの言う事には、何か必ず意味と目的がある」と信じているからです。
なので、「ムチャぶり」にも、笑って従うことが出来るのです。

しかし、リーダーが敬意と信頼を集めていなかったら・・・・
「このリーダーの言う事には裏がある・・・信じられない」という気持ちが起き、行動に結びつきません。

「いくら言っても動いてくれない」
「いくら説明してもわかってくれない」

そうぼやいているリーダーは、部下から「敬意と信頼」を集めていないからなのです。

「部下は言わなくてもわかるはすだ」
「部下は言わなくても指示に従えば良い」
「部下は説明しても本当のことは理解出来ない」

もしも、あなたがこのように思っていたら、つまり「部下に敬意を払って、部下を信頼していなかった」ら・・・
あなたも部下から、敬意を持って信頼を得ることは出来るはずがありません。

「言わなくてもわかるはず」・・・というのは信頼しているからではありません。面倒だからです。反論が怖いからです。
「指示に従えば良い」・・・というのは立場や役職で仕事をしているからです。
「理解出来ない」・・・は、頭からバカにしているからです。


そんなリーダーが果たして尊敬され、信頼されるでしょうか?
そんなリーダーが「ムチャぶり」をしたら、どう思われるでしょうか?

「バッカじゃない!」
もしくは、
「あほちゃうか~」

のどちらかになるのがオチですよね~
さてさて、あなたがいかがでしょうかね?

※「『これからもあなたと働きたい』と言われる店長がしているシンプルな習慣」(同文舘出版)のAmazonサイトはこちら(でも、出来れば本屋さんで買って下さいね。どうぞ、宜しくお願い致します。)
http://www.amazon.co.jp/dp/4495530313/


※「店舗力診断」「従業員満足」「ミッションPDCA」「中小企業のブランド戦略」に関するご相談、従業員満足度調査、セミナー、研修、売上アップコンサルティングなどについては、弊社までメールかこのホームページの「お問い合わせ」「お気軽にご相談下さい」から、お問い合わせ下さい。ご連絡をお待ちしております。

※「店長ナビ・店舗力診断」専用のホームページがオープンしました。詳しくはこちら!
http://www.tenchonavi.com/


※「店長ナビ・店舗力診断webアプリ」と言う新サービスがスタートしました。詳しくはこちら!
http://tenchonavi.com/contents_124.html


関連記事