店長のための観る聴く問う講座:9つのスキル「認める・・・承認する」その6

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2015年07月24日 09:12



「『報連相』の活用レベルには段階があるんだよ」

出来る店長は、「店長が尊敬され、スタッフが何でも本音を話すようになっているかどうかは、『報連相』の活用状況で判断できる」とレクチャーをしました。
しかし、若き店長は、まだその意味が今ひとつ腑に落ちてこない様子です。

「『報連相』には、段階があるってどういう意味でしょうか?」
「『報連相』って、この3つから出来ているよね」

1)報告
2)連絡
3)相談


「さっきも聴いたけれど、報告と連絡って、君はスタッフのためと言ったけれど、君自身にとっても必要なことだよね」
「はい、報告や連絡が無ければ、もしも彼らがプロセスを間違っていたり、非効率なやり方をしたりしていても、僕がそれに気がつくことが出来ない可能性があります。それは、まずいです」
「その通り。報告と連絡は、上司にとっても重要な情報なんだ。では、相談はどうだろう?必ずしも上司にとっては、必要な情報ではないよね」
「まあ、そうですね。彼らが困っていたらそれを助けるためには重要ではあると思いますが・・・」
「君の店のスタッフはあまり、自分から店長に『報連相』をしないと言うけれど、ゼロではないだろ?」
「はい、こちらから聴けば『報連相』はしてくれます」
「では、その報告、連絡、相談の割合は、全体を100とするとそれぞれどれくらいだろうか?」

若き店長は出来る店長の質問に答えながらそれをホワイトボードに書き出しました。

1)報告・・・50%
2)連絡・・・40%
3)相談・・・10%


「この割合を見て、自分でどう思う?」
「そ、そうですね・・・相談が少ないですね。僕自身がスタッフ達に求めてことで答えてくれた報告や連絡がほとんどです。相談が少ないってことは、尊敬や信頼のレベルが低いってことなのか・・・」
「さて、では、何をしたらこの相談の割合が増えるだろうか?いや、その前に、報告や連絡を自主的に行ってくれるようになるだろうか?」
「それが、『尊敬され信頼される』と言う事ですよね。だったら、まずは『承認』を思いっきり増やすことですね。それに、彼らにとって、私に積極的に『報連相』することにメリットを伝えていきたいです」
「いいね。『報連相』のメリットについては、ことさらにアピールしなくても、『承認』をしまくれば必ず変化するよ。ところで、君自身は、上司に積極的に『報連相』しているのかい?」

「い、いえ・・・実は、以前はしていたんですが、最近はあまりしなくなっています」
「ほお~どうしてなんだろう?」
「それは・・・」

明日に続く。

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