この本いいよ!「マンガでやさしくわかる『アドラー心理学』」岩井俊憲著

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2015年10月31日 11:56



最近、心理学が再びブームのようになってきましたね。
そんな中で、ちまたで噂の「アドラー心理学」っていったい何だ?

いろんな有名な学者の理論をベースにしたビジネス書がたくさん出ていますが、特に目を引くのがこの「アドラー」という名前。
マネジメントはドラッカー、マーケティングはコトラーのように、心理学は、アドラー!
みたいな感じで、よく本屋さんでもたくさん展開されています。

そんなに有名ならば、ちょっと勉強しておくかな・・・
でも、あまりにもたくさんあるので、どの本から読んでいったらイイかよく分からない。

賢い人なら、原書やその翻訳本から入るんでしょうけれどね。
それはちょっとご勘弁願いたいので、出来るだけ簡単にわかりやすく解説してくれているのが良いなあ~
と思っていた所に眼に飛び込んできたのが、この「マンガでやさしくわかる」というシリーズでした。

まあ、マンガですから、ざっくりとした全体像をつかみ「要は、アドラーは何を言っているのか?」くらいがわかれば良いかな・・・
という感じで読み始めました。


「アドラー心理学とは、『確実に勇気づける心理学』そして『未来志向になる心理学』」

物語が始まると、いきなり出てきたのがコレ。
なるほど、アドラーは、いわゆる「精神分析」や「アメとムチ(信賞必罰)」をベースにしていないのか・・・
え?「ほめる」と「勇気づける」は違うのか?
いやはや、マンガだと思ってのんびり読んでいたら、なんだか深みに入って行くぞ・・・
そして、とうとうぶち当たってい待った言葉がコレ!!

「原因を探ることは、解説にはなるけれど解決にはならない」

確かに、そうなんだよな~
原因ではなく、目的に目を向ける・・・実は、コレは私が、店長育成の中でとてもこだわっていることです。
ただ、残念ながら、そんな私でも、気がつくと「原因分析」をしているのです。
恐らく、私は、アドラーの言う上記の言葉にはとても共感をしているのですが、実際には、それを本当に自分の中に腑に落としているわけではないのでしょう。

原因を分析しないと何もわからないじゃ無いか・・・
「ほめる」と「勇気づける」は違うのか・・・

これらは、まだ自分の中できちんと理解が出来ていません。
それは、この本を読んだ後でも、同じです。
まだまだ勉強が足りませんね。
もっともっと勉強します!


最後に、この本の中でもっと感動したところ・・・それは、166ページに書かれた「勇気づける人アドラー」というタイトルの1ページ分のコラムです。

「ああ~こういうときに、こういうことが言えるようになりたい!」

心底そう思いました。

岩井俊憲さん、わかりやすくアドラーを解説して下さり、本当にありがとうございました。
この本を読んで、私の今の考え方が、多くのアドラーに影響を受けた人を通じて、私も影響を受けていることがよく分かりました。と同時に、まだまだ勉強不足であることにも気づきました。
もっともっと、アドラーを学びたくなってきました。

さてさて、次はどのアドラー本を読もうかな~?

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