この本いいよ!「アドラー流たった1分で伝わる言い方」戸田久実著

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2015年11月17日 16:44



マンガでやさしくわかるアドラー心理学シリーズを3冊読んだので、こんどはちょっとアドラーの考え方を整理しておこうと思って買ったのがこの本。

いやはや、ものの見事に整理されています。
マンガシリーズを書かれた岩井俊憲さんが、監修されています。
解釈も同じですから、フンフンそうですよね~と理解が進みます。と言うか、イイ復習になります。

特に、第3章からは、聴き方や話し方について、ダメ例と推奨例を交互に解説してくれているので、「こう言う言い方になっている場合はどのように言い方に変えていけば良いのか」がよくわかります。

もっとも、推奨例としての言い方は、ちょっと長めなのでくどく感じるような気がするけどね。
そこが、ちょっと改善点かな。
と言うか、実際にアドラーを使うには、「推奨例」の言い方をもっとなじみのある言い方にしないといけないと思うのです。読者としては、そこを今後掘り下げたいなと思います。

ところで、ふと感じたのですが、アドラー心理学って、コーチングの基礎みたいなものかも知れません。
それは、驚くほど、コーチングを学んでいる中で教えていただいたスキルによく似ているからです。
もしかしたら、コーチングの開発者は、アドラーの影響を受けているのかも知れませんね。
まあ人間同士のコミュニケーションですから、誰が考えても、誰が法則化しても、よく似たようなモノになっちゃうのかも知れませんけどね。

ともあれ、私にはこのアドラー心理学が、極めて素直に身体に入って来るのです。
まずは、マンがシリーズを3冊読んで、概要と雰囲気はわかったので、今度はこの本で、その概要を整理し、それから色々な研究者の本を読んでいくことにいたします。

さて、本の内容については、1カ所だけ、物足りないと感じるところがありました。
それは、114ページと115ページの「やってはいけない叱り方」のページ。
ここには、ダメ例は提示されているのですが、この項目だけ「推奨例」が提示されていないのです。

まあ、この本を最後まで読むと、適切な叱り方について自分で答えを導き出すことはできるようになりそうですけどね。
著者の意図としては、ココは、自分で考えて、より理解度を深めさせようと言うことかも知れませんね。
その思惑に乗っておきましょう(笑)

さて、明日は、別の方の視点からアドラー心理学を解説した本を読んでみます。
こちらも楽しみです。

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