焦らずゆっくり確実に鍛えて、始めて成長する
今日は、トレーニングデイ。
吉祥寺のいつものジムで汗を流しました。
担当トレーナーは、3回連続で、ちょっとサディスティックなK君。
息子のような年齢なのに、遠慮無くビシビシ鍛えてくれるので非常に気に入っています。
彼は、ポイント押さえ上手、指摘上手、手本上手、励まし上手、フォロー上手、そして褒め上手なのです。
「松下さん、ここの筋肉の動きを意識して下さい。ここです!」
「背中が丸まってきています。顎を引きましょう。」
「こんな感じです。チョット僕のを見て下さい。」
「あと3回、あと2回、ラスト、頑張りりましょう!~良いっすね~頑張りました!」
「これは、今出来ていなくても大丈夫です。こうやって行けば出来るようになります。」
「むちゃくちゃ巧くなりましたね~素晴らしいです!」
そんなK君が、今日言ったのは「今日のテーマは『ゆっくり』です。」
反動を付けずに、出来るだけゆっくりと、じわーーーーっとやりましょう。
現在の私のレベルで使っているダンベルは、8kg。
これを両手に1個ずつ持って、上げ下げし、筋肉を伸び縮みさせます。
これを素早くやると、反動を使ってしまい、鍛えたい場所ではない筋肉を使ってしまいます。
そうすると、効果は半減。
ゆっくり、ゆっくり引き挙げて、ゆっくりゆっくり降ろす・・・そして、最後まで行かずに耐えて耐えて、力を抜かずにまた挙げ始める。
私のなまった身体は一気に悲鳴を上げて、汗が噴き出てきます。
以前は、このトレーニングでは汗をかかなかったのです。
なあんだ、8kgって楽勝やね~ふふふん!と言う感じでした。
それは、正しいフォームではなく、急いで、かつ反動で伸縮させていたのでした。
だから楽勝だったのです。
今は違います。
8kgが重い!
正しいフォームで、ゆっくりとやると、筋肉に掛かる付加が最高値になるのです。
鍛えたい筋肉の場所を意識し、じっくりと伸縮させる。
鍛えたいのならば一番しんどい方法を採る。
なんだか、人材育成と同じような気がします。
誰の何を伸ばすのかを具体的に意識する事。
正しいフォームを身につけ、それを丁寧にこなす事。
それが成長への近道でもあるのです。
私の仕事は、人材育成です。
一生懸命、コーチングし、ティーチングし、トレーニングしています。
しかし、人は、想定通りには簡単に育ってはくれません。
焦ってはいけませんね。
私も、トレーナーのK君のように、ポイント押さえ上手、指摘上手、手本上手、励まし上手、フォロー上手、そして褒め上手を磨き上げ、トレイニー(トレーニング対象者・新人など)の成長を、じっくりと丁寧にサポートして行きたいと思います。
- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2012年07月30日
- 18:45
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