悲壮感と楽観的・・・危機管理に必要な心構え
昨日は、防災の日でした。
ブログには、旅立った友人の話を書きましたが、
元々は、何か「危機管理」の話を書こうと想っていました。
その友人が、マクドナルドで担当していた仕事が、まさしく「危機管理」でした。
私も、同じ会社で営業技術課を担当していたときに、取り組んでいたのが「危機管理」。
なんだか、もう一度「危機管理」を見直そう、と友人が言っているような気がします。
当時、私は、危機管理の専門家ではなかったので、たくさんの本を読んで、勉強しました。
その中で、特に参考になったのが、
初代内閣安全保障室長で、危機管理の専門家でもある
佐々淳行氏が書かれた危機管理関連の著書でした。
佐々氏は、その著書の中で
危機管理の基本は、
①悲壮感を持って準備をし(リスクマネージメント)
②楽観的に対応する (クライシスマネージメント)
であると、言われています。
準備が出来上がっていたら、何が起こっても、かならず出来る、必ず助かる、大丈夫!
だから、落ち着いて行こう!
と、言う事です。
準備には、悲壮感を持って、被害想定をしないと十分な準備は出来ません。
しかし、いざ、事が起こってしまったら、今度は、悲壮感が判断ミスや行動抑制に繋がります。
楽観的に、「大丈夫、大丈夫」と思って、
まず動くことが大切なのです。
でも、世の中は、
楽観的に準備をし
悲壮感を持って対応する
そう言う危機管理(?)が多いように思います。
まさか、、、、
そこまでは、、、、
大げさじゃあないの~
悲壮感を持って準備をしようとすると、それを「まさか」と笑う人が多いこと多いこと・・・
備えあれば憂いなし
転ばぬ先の杖
これは、ビジネスにも通じる重要な視点です。
慎重とか
気が小さいとか
細かいとか
ではありません。
準備万端だから、大胆に動けるのです。
佐々淳行氏の著書。
20年近く前の発行です。
古くなった本の香が、少し鼻に来ますが、、、、
もう一度読んでみようと思います。
- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2012年09月02日
- 09:12
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