あなたのお店を知らないお客様には来て頂けません
商圏の範囲が見えてきたら、今度は、あなたのお店のことをどれくらいの人がご存じなのか?
を、お聞きしましょう。
今度は、来店されたお客様ではなく、商圏内の潜在顧客にお聞きするのです。
商圏をいくつかのブロックに分けて、平日土曜日曜の朝昼晩、と言う9つの時間帯に分割します。
そして、街に出て、その時間帯に、その場所・エリアにいる人にお聞きするのです。
お聞きする内容は、
「○○○というお店はどこにありますか?」です。
もし、「それ何のお店ですか?」と聞かれたら
そこで、はじめて、業態をお伝えしましょう。
9つの時間帯で、それぞれ20~30人にはお聞きしましょう。
これにより、あなたのお店の商圏内での「認知度」が解ります。
もう10年くらい営業しているから、この街の方はみんな私のお店のことは知っている。
毎日これだけの人が、店頭を歩いているんだから、みんな知っているはず。
多くの店長はそう思っています。
しかし、現実はそう甘くはありません。
なんと、100%知っていそうなマクドナルドでさえ、70~80%だったりするのです。
あれだけTVCFをやり、大繁盛しているお店でも、100%ではないのです。
さあ、あなたのお店の認知度はどれくらいでしょうか?
上記のように、屋号、ブランドで解らない人に、更に何屋さんかを伝えても解らない場合。
これらの方は、商圏内にはいますが、あなたのお店は利用されていないはずです。
知らない人は来ないのです。
まれに、屋号は知らないけれど、利用したことがある人はいます。
ただ、そう言う人はさほど多くはないはずです。
調査の中では割合が低いケースは、無視します。
攻撃すると効果が高いのは、レアーなケースの改善ではなく、一番シェアの多い所のシェアをもっと高めることです。
これは大原則です。
さて、あなたのお店の場所をご存じの方が、たくさんおられるエリアは、非常に重要なエリアです。
ご存じであると言う事は、未だ来ていなくても来て頂ける可能性は高いと考えられます
ご存じない方は、来ることは出来ません。
人がたくさんいるエリア。
既存のお客様が多く来店されているエリア。(直前にいたエリア)
そして、たくさんの人が、あなたのお店の場所を知っているエリア。
この場所は、来やすい理由があるのです。
だから、もっと多くの方が来て頂けるチャンスも高いのです。
また、
人がたくさんいるエリア。
既存のお客様が、あまり来店されていないエリア。(直前にいたエリア)
しかし、たくさんの人が、あなたのお店の場所を知っているエリア。
この場所は、かつてあなたのお店を利用していた人が多いけれど、最近利用しなくなった可能性があります。
その原因を解決できるのならば、攻めても良いエリアです。
どのエリアを集中的に攻めるのか?
その理由は常に明確で、根拠が無くてはなりません。
どう言う戦略であっても良いのですが、必ず「根拠」「裏付け」「理由」が必要です。
それを分かって、攻めるのと理解せずに攻めるのとでは、攻撃の効果は全然違うのです。
どこから来られているのか?
ご存じなのか?
これらを、お客様に聞くのは、戦略の根拠を明確にするためなのです。
是非、こう言う商圏と戦略の考え方を理解して、お店の売上を上げて行って下さいね。
あなたの、健闘をお祈りしています!
明日からは、また新しいシリーズが始まります!乞うご期待!
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2012年10月24日
- 06:24
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