「相手軸の立ち方」④相手を信じているから話が聴ける
話が長い上司・・・
是非とも、「聴くが8割、話すは2割」にしましょう。
と言うのが昨日のお話。
でも、これが出来る様になるには、とても肝心なことがひとつあります。
それは、「相手を信じる」心です。
相手のことを信じているから
相手はちゃんと考えを持っていると信じているから
相手の中に答えはあると信じているから
だから、最後まで話を聴こうと想うのです。
相手や相手の話に対して興味・関心を持つ
と同時に、相手に対して、信じる気持ちを持たない限り、
自分の一方的な気持ちや考え方を相手にぶつけることになります。
信じていないから、自分の話ばかり話す。
信じていないから、相手の話を最後まで聴かない。
私はそう思っています。
以前こう言うことがありました。
私が、エリア責任者をしていた時の事です。
お客様満足度評価が、他のエリアよりも低かった私は、ちゃんとやってもらわないと店長達の評価を守れないと思い、店長会議で非常に長い話をしていました。
ただただ長く、自分の想いを一方的に話していました。
店長は、明らかに嫌そうな顔をしていましたが、それでも、彼らの為、と思って話し続けました。
しかし、店長会後の後に、腹心のマネジャーから聞かされた言葉は、かなりショッキングな物でした。
「松下さん。店長達は、自分達は松下さんから信用されていない、と感じています。なので、頑張ろうというやる気も出ない、と言っています。確かに、成績は悪かったのですが、彼らは一生懸命頑張っています。まずは、彼らを信じて、もう一度任せてくれませんか?店長達は、成績が悪いのは自分達の努力が足らなかった事をちゃんと自覚しています。それでも信じて任せてくれたら、彼らは、今度は血眼になって頑張りますよ。」
私が彼らを信じていない・・・
いや、そんなはずはないと思いながらも、そう言われれば、「そうかも知れないな」と思いました。
そればかりか、彼らの評価の為、と言いながら、実は自分の評価が気になっていたことにも気がつきました。
お恥ずかしい限りです。
信じていない相手の話など聴けるはずはありません。
彼らには、言って聞かせないとダメなんだ!
今のままでは彼らは出来ないんだ!
と、ずっと思っていました。
この店長会議後の腹心からの進言は、私が、私自身の本心をようやく知ることが出来た大きな出来事でした。
今日のブログのカバー写真は、「聴くが8割・話すは2割」を自分に戒める為に使っているカードです。
大きさは、名刺と同じ大きさです。
このカードを名刺入れに忍ばせて、会議や面談の前に見ておくことで、ちょっとは話す時間は短くなります。
簡単な事例ですので、話が長くなりがちな方は、試してみられては如何でしょうか。
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2012年11月17日
- 07:19
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