「相手軸な話」⑤相手の気持ちに答える仕事をする
「お客様の流した涙、そのお気持ちに答えられるように全力を尽くします」
昨日ご紹介した士業の彼。
彼の仕事は、行政書士。
先日、私があるお客様をお連れして、彼に契約書の雛形作成のお仕事を依頼しました。
そのお客様は、今は故人となった彼女の師匠からの教えを忠実に守り、
あるスクールを作りました。
そのスクールで、師匠の教えを広めていくと決心し、
スクールの生徒が独立する時に交わす契約書の雛形を
彼に作ってもらいたい、それが、彼への依頼でした。
そんな彼女が、彼に契約書雛形作成の目的を話す時、
実は亡くなった師匠を思い出し目に涙を浮かべていたのでした。
彼は、その彼女の涙を見逃しませんでした。
そして、後日私との打合せの時に、
「お客様の流した涙、そのお気持ちに答えられるように全力を尽くします」
と、私に言ったのでした。
お客様の、心の奥にある本当の気持ちが、ほんの瞬間見えた時、相手軸に立てる人は、
その貴重な瞬間を見逃しません。
そして、その瞬間の表情から、相手の心の内を掴むのです。
彼のような行政書士も、私のようなコンサルタントも、
お客様の要望を実現させることが、私達に期待されている仕事です。
中には、依頼された仕事は淡々と、そして粛粛とこなせば良いというような意見を
聞いたことがあります。
でも、私は、できうる限り相手の気持ちが満たされるような、
口には出していなくても心の中で本当に目指していることまでも実現出来るように
サポートしたいと思っています。
彼は、まさしく同じように思っている人でした。
私は彼の言葉、気持ちを、そのまま私のクライアント様に伝えました。
彼女は、「そうなんですか。凄く嬉しいです。」と涙ぐんでいました。
1回の打合せで、相手の気持ちを深く知るのは至難の業ですが、それを知り感じることで
仕事への気持ちの入れ込み方も変わってきます。
クライアント様の軸に立ち、考え、理解する。
誰にとっても、とても大切な心構えですね。
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2012年12月24日
- 06:03
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