「相手軸な人」⑭反省は一瞬しかしない
「私がしたいのは、反省や後悔では無く、成功や充実なのです。だから、反省はしますが『一瞬だけ』なんです」
世の中には、海より深く反省を求めて、その態度で自己満足するような上司もいます。
こういう上司の下では未来をポジティブに捉えられません。
しかし、反省はあくまでも「原因分析」」です。たくさんしても、深くしても、、、、何も変化は起きません。
反省は「次の行動」に活かしてこそ意味があるのです。
そして、反省と同時に大切なことは、いかに素早く次の行動に繋げるかなのです。
「反省」は重要ですが、あまり深くし過ぎると「失敗」を恐れるようになります。
「反省」は楽しくないし、ダメージを軽減させることは出来ないし、むしろダメージがより深くなってしまいます。
そうなると、もう一度そう言う気分になりたくないので、再チャレンジよりも「行動しない」方を選ぶようになります。
叱られまくっていると、どんどん動かなくなってしまうのです。
行動を促進するには、前向きなモチベーションが不可欠ですが、「叱られないようにする」「恐怖から逃れようとする」と、ポジティブなモチベーションは出てきません。
冒頭のコメントを言われたのは、私の友人でいつもポジティブでエネルギッシュで成果をたくさん上げる優秀な営業マンです。彼が面白いのは、成果もたくさん上げるのですが失敗もまたたくさんするからです。
彼はそれを隠そうとしません。「あ、失敗した!間違った!失礼なコトしてしまった!」とすぐさま反省し、リカバリーし次に向かいます。
何故反省は一瞬で良いのか?と彼に聞いたところ、
「『反省中』は行動が止まるから」と言うのです。だから「一瞬」だけならば止まっても良い、でも、それ以上止まっているのならば、早く動いて早く成功した方が良い。と言うことなのだそうです。
私がコーチングの勉強をしていたときでした。
ある日、ラーニングコーチである私のコーチとのエクササイズで、私がまったく上手く質問が出来ずに、コーチングにならなかったときに、私は「なぜうまく出来なかったのか」について、技術的なことや自分の考え違いなどの反省の弁をコーチに伝えたところ、コーチは、
「私は、反省など求めておりません。次の機会に、どんなチャレンジをしようと思っているのかだけが聞きたいのです」
とおっしゃったのです。
私は、ミスをし、上手く行かなかったときに反省を求められなかったのは初めてでした。
しかし、考えてみると、反省の弁を伝えたところで、それを聞いた人が満足するだけで、何も変化は起きません。
問題点は解決しないのです。
大切なことは、次回上手く行くことなのです。
万が一それで上手く行かなかったら、また次のチャレンジをすれば良いのです。
上司の立場で一番大切なのは、部下の動きを止めないことです。
部下が動きやすくなるような環境を整え、背中をポンと押すのが上司の仕事です。
無意識に部下の動きを止めてしまうような上司であってはなりません。
その為にも「反省は一瞬だけ」
聴くべき事は「次はどういうチャレンジをするのか?」
そして、その行動がスタート出来る様にポンと背中を押す。
それだけです!
私は、かつて部下の動きを止めるような上司であったように思います。
(一瞬だけ反省<(_ _)>)
これからは、反省を求めずチャレンジを期待する!そう言う上司になります!
(今は、部下はいませんが・・・)
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2013年03月28日
- 10:58
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