「店長キラキラ化大作戦」⑨会議での部下の発言で上司がわかる
「店長って、ピークになると元気になるけれど目は笑っていないんですよ~怖いですよ~(笑)」
店長に、ビシッと指摘したのは、男子大学生スタッフ。それは、今月の店舗ミーティングで、「お客様から見た自分はどういう風に見えているのかを考えよう」と言うテーマで議論や発表をしていた時のことでした。彼は、ランチタイムでお店が忙しくなると、店長が元気になるのは良いけれど、目つきが怖くなると言ったのでした。
ほう~。スタッフが店長に、ネガティブポイントのフィードバックをするとは・・・マネジャーはビックリしました。と同時に、店長がいつも心を開いて、スタッフが話しやすい雰囲気を作っていることに感心をしたのでした。
店舗ミーティングは、多くの店舗が、店長やマネジャーからの一方的な伝達に終始することが多いようです。しかし、この店では、店長やマネジャーだけが発言するのでは無く、スタッフも活発に意見を言っていたのでした。そんなオープンな雰囲気を作っているのは、間違いなく店長の器の大きさです。
会議やミーティングで、上司が「何か意見は無いのか?」という会議ほど最低な会議はありません(笑)
いやあ~私もよく言っていました、
「何か意見は無いんですか?」
「発言しないならば会議には出る必要はありません!」
「○○さん、この件について意見を言って下さい!」
「では、右端から順に意見を言って下さい!」などなど・・・
今想い出しても恥ずかしいくらい最低な会議運営をしていました。
でも、出席者が積極的に発言しないのは、会議運営だけが原因ではありません。
主な原因は、リーダーの日頃のコミュニケーションスタイルにあるのです。
マネジャーが、感心したのはこの点です。
この店の店長は、日頃からスタッフの話を良く聴きます。相手に正対し、相手の表情を確認しながら、うなずき、相づちを打ち、真剣に聴きます。そして、ぜったに頭ごなしで否定をしないのです。
また、自分の意見を言うときも、アイメッセージを上手に使い、相手に余計なプレッシャーをかけません。
リーダーが普段どの様なコミュニケーションスタイルを採っているのか?部下に心を開いているのか?また、部下が心を開いているのか?これらは、会議を見ればスグにわかります。会議で、スタッフが、積極的に意見を言うだけでは無く、耳の痛い話も堂々と話す。それも、攻撃的な批判では無く、相手の為を思って、同時に相手を気づかい、傷つけないように話す。若い学生スタッフが会議でこういう言い方が出来る背景には、店長自身の普段の話し方がそのベースにあるケースが多いのです。
高校生や大学生などの若いスタッフは、よくリーダーの口調を真似します。笑いを取るための物まねもしますが、リーダーへの敬意・尊敬が強い場合は、自然と「良い物の言い方」をマネするようになります。
逆に、良くない見本を示してしまうリーダーもいます。
批判や悪口、愚痴や罵詈雑言、ネガティブな表現や、時には差別用語まで・・・
部下は、そう言う上司からいくら正論を言われていても、腑に落ちることはありません。
また、その上司の見ていないところで、上司の悪いモノの言い方の物まねをします。
そして、会議では、指名されない限り発言を控えるようになるのです。
さて、この店の店舗ミーティングでは、スタッフが店長の表情についてギクッとくるような指摘をしました。
果たして店長は、どんな表情で受け止めるのでしょうか?
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2013年04月29日
- 11:00
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