定番メニューが好きだったのにある日突然消えてしまった・・・
「あれ?あのメニューはないんですか??」
「はい、この春にメニューを全面リニューアルさせて頂きました。新しいメニューをお楽しみ下さい。」
私がよく行くファミリーレストラン。その店に行く理由は、とても大好きなメニューがあるからでした。しかし、ある日突然、私がその店に行く決め手であったそのメニューは、メニューリストから消えてしまいました・・・
私はそのメニューが食べたいからこのお店に来たのに・・・(涙)
私が東京に住んで早8年。実は、お気に入りのメニューが無くなったことで、その後行かなくなったお店の数は、なんと10店にものぼります。
あるファミレスのとても特徴のあったピラフ
あるチェーンのケーキ屋さんのカフェメニューのマンゴーカキ氷
あるラーメン店のゴマ豚塩ラーメン
などなど・・・
どの店も「期間限定メニュー」では無く「定番メニュー/グランドメニュー」から消えているのです。
こういう悲しい出来事は、レストランに限りません。
私が気に入って履いていたビジネスシューズ・・・・大体2年毎に定番から消えていきます。
ブレザーでも、チノパンでも・・・微妙に形が変わるのです。
その度に、私はメーカーを換えてしまいます。今まで気に入っていたメーカーの姿勢に納得が行かず、他のメーカーに鞍替えするのです。でも、そのメーカーにも2年後に裏切られるのですが・・・
世の中には流行廃り(はやりすたり)があります。それは仕方がありません。だから、いつまでも売れなくなった物を置くわけには行かないのでしょう。しかし、それは、本当にお客様のニーズが無くなったからなんでしょうか?お客様が「もう要らない」と言ったからなんでしょうか?少なくとも私はメーカーから聴かれたことはありません。
レストランでのメニュー嗜好に関しては、お客様には3種類の傾向があります。
それは、フェアなどの期間限定商品を好まれる方と定番商品を好まれる方の2つと、その両方を好みに応じて選択するタイプの3つです。
私の場合は、3つ目の混合型です。
例えば、ロイヤルホストならば、夏のカレーフェアは来店動機としてかなり強いインパクトがあります。
大阪のとんかつ店KYKに行く時は、ほぼ100%定番メニューのヘレとんかつ+豚汁です。
まあ、絶対あり得ないでしょうけれど、KYKからヘレと豚汁が無くなったら私は行かなくなるでしょう。
それくらい、定番メニューは選択の「決め手」なのです。
定番メニューを目当てに来られている方にとっては、それの改定は間違いなくマイナスのインパクトを与えます。
そして、なかには私のようにもう来られなくなる方もいるのです。
でも、経営者側は勝手に、「マンネリだ」とか「飽きが来ている」とか「メニューに新鮮みが無い」とかと言うのです。
それもお客様に聴かずに、、、、です。思い込みで決めているのです。
これは、まったくもって自分軸そのものです。相手軸に立ってはいません。
仮説として「マンネリだ」とか「飽きが来ている」とか「メニューに新鮮みが無い」と考えるのは構わないのです。
しかし、仮説は必ず検証する必要があるのです。検証しない仮説は「思い込み」と言います。
思い込みとは「自分勝手」です。
ああ~私のお気に入りのレストランの皆さま。お願いです。ずっとあなたのお店を利用したいのです。だから、皆さんがメニューに飽きてきたら、必ず私に聴いて下さい。
「このメニュー飽きてきましたか?」・・・・・・・・・「いいえ飽きていません!」
「このメニュー無くても来てくれますか?」・・・・・・・・・「いいえもう来ません!」
どうか、宜しくお願い致します。
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2013年07月02日
- 08:59
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