「やり直し」が原因で仕事が遅い人の根本原因とは?
「あれ?最初に言っておいたのとちょっと違うぞ。やり直して!」
仕事が遅い部下には、「やり直し」になった結果、最終期日に間に合わないことが多いタイプがいます。
このタイプの人は、作業が遅いとか、悩んで動けないとかと言うわけでは無く、さっさと仕事を始めますし、作業スピードも要領よく早く進みます。しかし、結果的には期限に間に合いません。それは、表題の通り「やり直し」になる確率が非常に高いからです。
やり直しほど生産性の低い仕事はありません。全く無駄な作業なのです。
では、なぜやり直しになるのでしょうか?その原因は、大きく分けてふたつあります。
① 達成基準(成果物の仕上がりレベルなど)をきちんと理解していないか合意していない。
② 進捗状況に関して、「報告・連絡・相談」が全く無く、ひとりで作業に没頭している。
基本的には、このふたつです。実は、このふたつは非常によく似ているんです。
①の達成基準に対して合意出来ていないと、もうどうしようも無いですよね。こういうタイプは、そのまま②の状況も兼ねていることが多いようです。思い込みの激しいタイプでしょうか。
②の報連相のないタイプもよくいます。仕事をしていると上司の求めるイメージや状況が変化する場合もあるのです。お客様からの変更要望もあるのです。また、仮にスタート時点で、ゴールイメージに合意をしていても、微妙なずれはあるものです。なので、適時上司に進捗を報告して様子を確認しないといけません。
このタイプが報連相をしないのにも理由はあります。ひとつは、先ほども書いた思い込みと自信にあふれている場合です。もうひとつは、報連相をして、その時点で修正ややり直しになるのが嫌な場合です。なので、期日ギリギリで提出して時間切れに持ち込みたいと思っています。冗談みたいですが実際にいるのだからやっかいですね。
さて、いずれの場合も解決策は、ただひとつ。上司、リーダーとして部下やスタッフとのコミュニケーションを増やし、フォローアップをするタイミングを的確に持つことしかありません。スタート時点で、フォローアップのタイミングを決めておくのも良いでしょう。
昨日書いた「途中で足踏みするタイプ」と同じく、「やり直しが多いタイプ」には、上司からのフォローアップは欠かせません。せっかく作業スピードも高く、能力も高い部下に無駄な仕事をさせずに成果を出させるにはやはり、早め早めのフォローが重要なのです。
もちろん、途中途中で細かいフォローをされるのをいやがる部下もいます。
私なんかがそうです(笑)
そう言う部下の場合は、やはり、ほめておだてて持ち上げるのが一番ですね。本人が、途中経過でも上司に報告したくなるように仕向けるのが最も効果的です。
どうも、世の上司達には、これがとても苦手な方が多いようです。
ああ、もったいない。あなたの仕事は部下を活かすことです。決して部下を追い詰めることではありません。彼らの性格をよく観察して、上手く活用していきましょう!!
「相手軸!相手軸!」
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2013年08月31日
- 05:56
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