そうだ「お店の健康診断」をしよう:その52繁盛店には必ず「そこに行きたくなる理由」がある
第6章:プロモーションの健康状態を調べよう
④繁盛店には必ず「そこに行きたくなる理由」がある・・・その理由を「言葉」にしよう
「お客様があなたの店にどうしても来たくなる理由は何ですか?」
お客様には、その店に行く理由があります。
その理由は、「近くて便利」や「安いから」「美味しいから」「応対の素敵なスタッフがいるから」だけではありません。
店が提供している「空気」「空間」もそのひとつなのです。
「空気」「空間」とは、「雰囲気」とも言えます。
それは、「スタッフの笑顔や心遣い」「お客様の笑顔」「素敵な内装」「落ち着いたBGM」「気持ちのイイ香り」などにより作られています。
例えば、スターバックスコーヒーならば、その空間を「サードプレイス」と表現しています。
彼らは、自宅や会社ではない「第三の場所」をお客様に提供しているのです。彼らは、美味しいコーヒーを売っているだけではないのです。
例えば、マクドナルドならば、その空間を「Fun place to go(そこに行けば何か楽しいことがある)」と表現しています。お子様達だけではなく、全てのお客様がマクドナルドを利用すれば「楽しい気持ちになる」ことを目指して店作りをしているのです。
店舗ビジネスにおいては、5つのP(PLACE場所,PRODUCT商品,PRICE価格,PROMOTION販促,PEOPLEひと)のそれぞれの力がお客様を商圏から引き寄せることによって売上げが伸びていきます。この章では、その中のPROMOTION(プロモーション・販売促進)をテーマにしています。この「お店の雰囲気作り」も一種のプロモーションなのです。(内装などは、基本はプレイスで扱いますが、このブログでは便宜上プロモーションのテーマに入れております。)
この「各社各ブランドが提供する雰囲気」は、店がその商圏にどういう目的で、どういう意義を持って存在するのか?を明確に言葉にしたものです。だから、スターバックスコーヒーは「サードプレイス」と言う言葉を大切にしていますし、マクドナルドでも「Fun place to go(そこに行けば何か楽しいことがある)」と言う言葉は、自分達の存在意義そのものとしてとても大切にしているのです。
では、あなたの店は、あなたの商品以外に提供している「あなたの店の雰囲気、空気、空間など」を言葉にしたものを持っているでしょうか?
この「言葉」は、企業理念とも言えるものです。
つまり、店舗で働く店長やスタッフは、この考え方を言葉に置き換えて明確に理解し、それを達成しよう行動しなくてはなりません。スタッフが動けるのは「言葉」があるからです。
企業には、お客様に提供している「ブランドイメージ」があります。
店には、そのイメージを証明するための5つのPがあります。
「店の雰囲気」「空気」などは、その重要な役割を担っているのです。
店長やスタッフが、その役割をきちんと理解してお客様に提供するためには、これを「言葉」にしておかなくてはなりません。
あなたの店には、自分達が提供している「商品以外」の大切なものを、「言葉」にしていますか?
「お店の健康診断」では、こんなポイントも確認するのです。
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2014年10月09日
- 08:33
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