ああ~もったいない・・・キッチンから私語が聞こえてくる店・キッチンの汚れが見える店
「明日どこ行く?もうバーゲン始まっているからどこもいっぱいだよ~」
あるレストランで食事をしていたときのことです。
私の席は、その店のキッチンのすぐ近くでした。
そんな時、キッチンの方から聞こえてきたのは、冒頭の様なスタッフの会話でした。
この会話、楽しそうなのは良いのですが、声が大きいので客席にまで丸聞こえなのです。
ざわざわしたフードコートやファーストフードの店内ならば、こんな仕事とはまったく関係の無い会話が聞こえてきてもさほど気にならないかも知れません。
しかし、この店は静かな食事空間を提供しているお店だったのです。
客席で食事をしているお客様にとっては、スタッフの私語などは聞きたくないのです。
これって、昨日お話しした「レジカウンターと客席とで流れる空気が違う」ととてもよく似ています。
スタッフ達は、キッチンやデシャップなど、客席とは違う空間に入ったとたん、「内側の空気」に犯されてしまうようです。つまり、そこで自分達が私語を楽しんでいることなど、客席には聞こえていないように思ってしまうのです。
いや、その瞬間は、彼女たちの意識の中には「客席」「お客様」は消えてしまっているのかも知れません。
このようなことは、何も飲食店だけのことではありません。
アパレル店でしたら、カーテンの向こう側のストックスペースは空気が違います。
また、スーパーマーケットでしたら、売り場の中とバックヤードでは空気が全然違います。
さて、このレストランは、他にも「うむむ」と感じるところがあります。
それは、客席から見える「片付いていないキッチン」の様子。
床も機器もピカピカならば見えても別に良いのですが、私語が客席に聞こえるようなキッチンって、やはりピカピカの店って少ないんですよね。こう言うことって連鎖するのです。
私語・・・身だしなみ・・・整理整頓・・・清掃・・・衛生・・・食器の向き・・・味・・・接客
全て密接に繋がっているんですよね。
スタッフがこのような状態になっているのは、もちろん店長の責任です。
しかし、この日は店長は不在の様子。
いったい店長は、彼女たちのこの普段の様子を知っているのでしょうか?
知らないとしたら、あまりにも感覚が鈍すぎます。
知っていたとしたら、あまりにも無責任です。
もしも、店長も同じような調子ならば・・・この店はもうすぐい終わってしまうことでしょう。
良い立地にあって、外観や客席がオシャレで、雑誌などにも紹介され、ちょっと気になるお店でも、「繁盛店」であり続けるか、「不振店」の仲間入りをするか・・・・その行き先は、このようなちょっとしたことでわかってしまうのです。
私語・・・身だしなみ・・・整理整頓・・・清掃・・・衛生・・・食器の向き・・・味・・・接客
もちろんこれだけではありません。
不振店への道を歩み始めている店には、店のどこかしこにそのシグナルが出ています。
店長やエリアマネジャー、経営者がそれに気づかなければ・・・
「なんだか、最近お客様減ってきたね~。世の中不況なんだね・・・」
そんな、残念な会話をすることになるのです。
もったいねいですね。
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2014年12月23日
- 10:16
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