おお~いいね!・・・オストメイト専用トイレを設置している優しいカフェ
「わお~なんだ!このトイレは!!す、すごい!」
私は、トイレのドアを開けて思わず目を見張りました。
このトイレのある店は、渋谷ヒカリエの4階にあるHARBS。紅茶とシフォンケーキが有名なお店です。
渋谷ヒカリエには、各フロアに1ヶ所ずつ男女それぞれ用のトイレがあります。
通常、こう言う商業施設の中にある飲食店は、その各フロアにあるトイレを案内することが一般的です。
しかし、商業施設の営業時間外にも営業する可能性のある飲食店では、自店舗の客席の一部にトイレを設置することがあります。
このHARBSにも、お店に入ってすぐのところにトイレがありました。
とまあ、ここまでは良くある話。
ところが、このHARBSのトイレ。ちょっとビックリする設備を整えているのです。
それが、冒頭の写真の多目的トイレです。
車イスでも使いやすいような大きなスペース。赤ちゃん用のベッドやチェアー。
そして、オストメイト専用のトイレが設置されていました。
驚くのは、このトイレが、商業移設の飲食テナントの専用客席の中に設置されていると言う事なのです。
もちろん、この渋谷ヒカリエは、トイレには色々な角度でのこだわりがあります。女性用のパウダールームの豪華さについてはかなり評判にもなっています。多目的トイレもしっかりと装備されています。
非常に、心優しい商業施設なのです。
だからと言って、テナントまでもが自分達の客席の一部を使って、フル装備の多目的トイレを設置するなんて、あまり見かけることなどないのです。だって、少しでも多くの客席を配置したくなるのが心情ですものね。
ところが、このHARBSは、違います。
トイレが2穴。そのうちのひとつが、フル装備の多目的トイレなのです。
そして、そのフル装備の多目的トイレには「オストメイト専用トイレ」があるのです。
オストメイトとは、癌や事故などにより消化管や尿管が損なわれたため、腹部などに排泄のための開口部(人工肛門など)を造設した人のことを言います。※詳しくは、こちらをご確認下さい。
このオストメイトの方が使いやすいように配慮された設備が、オストメイト専用トイレなのです。
このHAERBSには、この設備があったのです。
もう一度言いますが、ここは大きな商業施設の中。
HARBSは、そのフロアにあるテナントです。
郊外や路面の独立店舗ではありません。
店との出店や設計や営業にも関わった経験のある私は、この店に関わった人達の色々な想いを想像して、勝手に感動してしまいました。
もちろん、このトイレの設置に当たって、どの様な話し合いがHARBSとヒカリエの間にあったかは、私は知りませんが、テナントの中に設置するためには、おそらく、いやきっとそこに「積極的な優しさ」があったに違いありません。
なんだか、自分勝手にそんな風に想像すると、HARBSもヒカリエも素敵だなあ~と目頭が熱くなりました。
障害を持つ人への積極的な優しさを発揮する事で、社会ってもっともっと過ごしやすくなりますよね。
華やかな商業施設や美味しい紅茶やケーキを提供する同じ場所で、そんな優しさも一緒に感じることが出来れば、さらに気持ちのイイ時間を過ごせることでしょうね。
なので、明日は、吉祥寺のHARBSでその感動をかみしめながら、ミルフィーユケーキをいただくことにいたします。
※HARBSの公式ホームページはこちら
http://www.harbs.co.jp/harbs/concept.html
※今回のブログを書くに当たって色々と勉強させて頂いたブログ「トイレ探索日記」さんはこちら
http://blog.livedoor.jp/localforfuchu/archives/52546466.html
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2015年02月22日
- 09:35
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