おお~いいね!・・・女性客の「ちょっとだけ大盛」に笑顔で応えるスタッフ
「肉あんかけチャーハンのレディスセットをおふたつですね。大盛無料ですがいかが致しましょうか?」
え?女性にも大盛無料を聞くの?
近くに座っていた私は、ビックリして、思わず彼女たちの会話に聞き耳を立ててしまいました。
「え~、どうしようかな~、たくさん食べたいけどな~、でも大盛ってかなり多くなっちゃうんでしょ?」
「いえいえ、普通盛りがそんなに大きくはないので、大盛でもビックリするような大きさじゃあないですよ。女性の方でもけっこうたくさんの方が大盛にされますよ。」
「う~ん、じゃあ、ちょっとだけ大盛で~おねがいします」
「はい、かしこまりました。」
そう言って女性スタッフは、食券に何やらメモ書きをしながら、キッチンに戻りました。
そして、小さめの声で、
「ちょっとだけ大盛いただきました~」
と、伝えたのです。
この店は、今日で3日連続のブログ紹介となる吉祥寺のチャーハン炒王。
実は、私が今書いている「おお~いいね!」シリーズは、今日で41回目です。
毎日、色んな場所で「いいね!」ネタを見つける為のセンサーを張り巡らせています。
そんな毎日なのですが、同じ店で「いいね!」のネタを3つも発見したのは初めてです。
ありがたいと言うか、さすが繁盛店は細かいところが違うな~と言うか、本当に素晴らしいネタをいただきました。ありがとうございます。
さて、この店の3つ目の「いいね!」は、この「本音の引き出し方のうまさ」と「女性客への配慮」です。
この店では、「女性は「大盛」は食べない」とは、思っていません。
だから、男性客と同じように「大盛無料」を確認し、更におすすめもしています。
女性も時にはガッツリと食べたいときがあるのです。
周りに気兼ねをしなくて良い友人との食事や、さりげなく自分のガッツリ気分を察してくれるような店では、安心してガッツリと行きたいときがあるのです。(と言うか、あるらしいのです。)
彼女は、今回はそう言う気分だったのでしょう。
一緒にいた人も女性だし、気兼ねの要らない友人だったのでしょう。
さらに、この店の女性スタッフも、その気分を察していたのでしょう。
だから、「大盛にしますか?」と確認したのです。
まあ、今回は「ちょっとだけ大盛」の気分だったようです。
でも、女性スタッフは、そこもちゃんと心得ています。
だから、小さい声で「ちょっとだけ大盛いただきました~」と伝えたのです。
女性客の注文を伺ったのが女性スタッフだったからかも知れませんが、この心憎く心配りの出来た接客は、もうお見事としか言いようがありませんよね。
ファンを作る接客って、なにも、ことさらに丁寧にしたり、かしこまったり、また逆に妙にフレンドリーにすると言うことではないのです。そう言う接客もまた、ファンを作ることができるかも知れませんが、この店のような、相手の気持ちをうまくくみ取った会話をすることでも、心をつかむことが出来るのです。
それは、ほんのチョットした配慮で簡単に出来ることなのです。
ぜひとも、今日のあなたの接客でこの「心配り」を使ってみてはいかがでしょうか。
※チャーハン炒王の公式ホームページはこちら
http://frj-inc.com/
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2015年03月10日
- 08:35
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