「やったあ～！できたあ～！」
部下が、なかなか上手くいかなかった事や、達成出来なかった目標に、やっと到達出来たときに、ベタほめをしない上司が多いのは何故なんでしょうね？
たくさんの上司や店長やリーダーを見てきて、一番疑問に思うのがこれなのです。
ほめられてうれしくないひとはいません。
確かに、うれしそうにしないで謙遜したり、恥ずかしそうにしたりする人はいます。
でも、そう言うひとも心の中ではムチャクチャ喜んでいるのです。
きっと、ベタほめをしない上司自身もベタほめされたらうれしいはずだと思いますよ。
「おおお～やったね～さすがだね！すごいね！すばらしい！すてきだ！最高！」
上司や店長の仕事は、部下に目標を達成させて会社の業績を高めることです。
部下が、「やる気」になってがんばってくれないと目標なんか達成はしないのです。
つまり、上司の仕事は部下を「やる気」にさせることです。
「やる気」になるとはどう言うことでしょうか？
「やる気」になるとは「やれる！」と自信を持つことです。
だから「やるぞ！」と思うのです。
ところが、馬鹿な上司や店長は、「恐怖」や「プレッシャー」で、無理矢理その「やる気」を引き出そうとします。
「これをやらないと、大変なことになる」
「他のひとができているのに、君は出来ていない」
「やらねばならないことは、やってくれないと困る」
恐怖を与えると部下はやる気を出すのでしょうか？
確かに、追い込まれると「火事場の馬鹿力」を出せる時があります。
そう言う方法を否定するつもりはありません。
私もするときがあります。
しかし、ベタほめしない上司が間違っているのは、それをただ「要求」するだけで「達成」しても、「ほら次！」と言う風にさらに「追い込み」をし続けてしまうという点です。
こんなことをしているから、部下は疲れ果てるのです。
追い込んだことで「火事場の馬鹿力」「火事場のくそ力」を発揮して目標を達成したら、いっしょに泣いて喜ばないといけません。でないと、追い込まれたストレスは、発散できないのです！
もちろん、上司が追い込まないで目標を達成しても同じ事です。
上司が追い込まなくても部下は、必死で自分で自分を（自分なりに）追い込んでいるのです。
それを理解し、達成したときに、上司はベタほめし抱き合って喜ばないといけないのです。
それがあるから、次の目標に向かって再度エネルギーがチャージできるのです。
部下が目標を達成しても、上司が「自分がサポートし、フォローしたからだ」と思っているようでしたら、大きな勘違いです。部下の必死さを理解出来ないような上司の下で働く部下は不幸です。
部下がたとえ小さくても、目標を達成したら、ベタほめして泣いて喜ぶ！
そうして部下に「自信」をつけさせ、「やる気」にさせる。
実は、それを理解している上司は、必ず「ほんの少しがんばれば確実に目標達成できる目標」を設定させるように部下に指導します。
そして、それを繰り返しながら、気がついたら大きな目標を達成できるようにしているのです。
部下がやる気満々の上司はそこが違うのです。
小さな目標とベタほめ・・・・さあ、やってみましょう！！
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