「ほめるな」
「叱るな」
「教えるな」
この本の帯にはこの3つの衝撃の言葉が書いてあります。
と言っても、「叱るな」と「教えるな」はわかります。
コーチングでそのように学んでいるからです。
しかし、衝撃的なのは、「ほめるな」です。
アドラーは「ほめてはいけない」と言っているのか?
「ほめる」ことは、やる気を引き出し行動を促すのでは無いのか?
コーチングではそう教えられたし、私自身も「ほめられる」ことでエネルギーが増幅する!
なのに何故?
著者である小倉広さんは、まえがきで「目先の業績と中長期的な人材育成はアドラー心理学で実現出来る」という意味のことを書かれています。
「ほめるな」の意味を解明するためにも、これは、読まねばなりません。
読み進めると、こういうことのようです。
アドラーは「ほめる」のではなく、「勇気づける」方が良いと言うのです。
でも、この「勇気づける」がなかなかわかりにくい。
しかし、さらに読んでみると、これってどうも「認める」に近いような気がするのです。
また、「共感」もまた「勇気づけ」のような気がします。
さらに、「フィードバック」もまた、「勇気づけ」かも知れません。
アドラーは、「ほめる」は、「ほめられたい」と言う気持ちを育てるが、それは自律では無いと言っています。
しかし、「勇気づけ」は、「自律」を促すというのです。
うむむ、まだ、はっきりとは理解出来ない・・・モヤモヤする・・・
モヤモヤはまだまだ続きます。
「成功を増やしたいなら失敗を増やせ」・・・え?失敗させるの?
「信用ではなく信頼を重んじる」・・・信用と信頼の関係は複雑・・・
腑に落ちる項目もありますが、モヤモヤしてしまう項目も多々あります。
著者である小倉さん独特の断定的な表現が、スッキリもさせてくれるし、モヤモヤもさせてくれます。
基本的にアドラーの考え方に、私は共感しています。
しかし、もっと深く理解しないと、まだまだ誤解もあるようです。
今度は、また別の方が書いたアドラー本を読んでみることにします。
アドラーは面白い。
そして奥深い!
※「アドラーに学ぶ部下育成の心理学」小倉広著 のAmazonサイトはこちら
http://www.amazon.co.jp/dp/482225030X/

以下は拙著・弊社サービスのご案内です!
※「『これからもあなたと働きたい』と言われる店長がしているシンプルな習慣」(同文舘出版)のAmazonサイトはこちら(でも、出来れば本屋さんで買って下さいね。どうぞ、宜しくお願い致します。)
http://www.amazon.co.jp/dp/4495530313/

※「店舗力診断」「従業員満足」「ミッションPDCA」「中小企業のブランド戦略」に関するご相談、従業員満足度調査、セミナー、研修、売上アップコンサルティングなどについては、弊社までメールかこのホームページの「お問い合わせ」「お気軽にご相談下さい」から、お問い合わせ下さい。ご連絡をお待ちしております。
※「店長ナビ・店舗力診断」専用のホームページがオープンしました。詳しくはこちら!
http://www.tenchonavi.com/

※「店長ナビ・店舗力診断webアプリ」と言う新サービスがスタートしました。詳しくはこちら!
http://tenchonavi.com/contents_124.html

この記事へコメントする