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2016年5月22日(日) 講師の伝え方にも順番がある
MacBookAir 起動!おはようございます!
きのうは、自宅に籠って、北海道出張のまとめと、今日からの仙台出張の準備に明け暮れました。
そんな中で、同業の友人からかかってきた電話で、ふとしたことに気がついたので、今日のブログはそれについて書いてみます。
その友人は、アパレル業界の店長や販売員育成のプロ。
鬼の教官よろしく、研修や店舗で徹底的に基本動作を指導し、売上を伸ばす販売員を育てる現場型のコンサルタントです。
きのうはいつもの電話ミーティングの中で、珍しく自分の研修方法はこれで良いのだろうか?
と質問をしてきたのです。
内容は、今やっている方法に効果が無いというわけではなく、売れる販売員を次々と育成しているのですが、もっと研修の効果を高めたいと思っての質問だったのです。
友人がやっている方法は、自分が編み出したプロの技を事細かく説明しそれを身につけることが出来るまでロールプレイングを繰り返すという方法です。
もちろん、その動きのひとつひとつに細かな解説を加えています。
何故こうするのか?
何の為にこうするのか?
目的を解説することでより深い理解をさせているのです。
それだけ徹底しているのならば、それでも十分です。
しかし、友人はより高い効果を目指しているので、私がやっている方法を伝えることにしました。
私の方法は、先に解説をするのではなく、受講生の考えを先に言わせるのです。
先に講師の答えを伝えると、うわべだけの理解で「良い返事」をする受講生が出てくることのリスクがあるからです。
本当に素直なら良いのですが、受講生の中には腹黒く素直な人もいるのです。
間違ったやり方や、考えそのものが浅い方法を自分のやり方として身についている受講生が、表面的に正しい方法を学んでも、決して自分の物にはなりません。
しかし、短い研修時間の中ではなかなかその腹黒さがわかりません。
それを判別する方法として、先に自分の意見を言わせるようにしているのです。
その意見が、自分の薦める手本と同じならばそれでOK。
その方法の精度をより高めれば良いのです。
しかし、間違ったり勘違いをしていたり浅かったりしているのならば、自分の考えと講師の手本との違いを認識させねばなりません。
それには、先に受講性に意見を言わせることがポイントなのです。
いきなり講師の考えを伝えると、腹黒い受講生は自分の意見を封印してしまいます。
そうすると、研修が終わってお店に戻ったときに、再び自分の考えや習慣で仕事を進めてしまうのです。
研修の効果が出ないのです。
しかし、先に受講生に自分の意見を言わせ、次に講師の考えを伝えることで、その違いを考える機会を持つことが出来ます。
研修の中で、その違いについて徹底的に議論すれば良いのです。
間違っている方法が身についた受講生は、この議論の中で講師の手本の意味目的について深く理解をしていくことになるのです。
そうして間違いを正しい方法で上書きすると、お店に戻ったときに、以前の方法に戻る可能性が格段に低くなるのです。
講師の教え方、伝え方にも、順番があるということなのです。
友人にも、ただ私の考えを伝えるだけでなく、先に友人の考えを聴いた上で、私の方法を伝え、電話で議論をするようにして伝えました。
きっと、きちんと私の考えを深く理解し、自分の研修に活かしてくれることでしょう。
今後の成果が楽しみです(^_−)−☆
さて、今日から4日間は仙台に行ってきます。
6月から始まる店長ナビ研修の事前調査です。
現地の担当マネジャーとの同行巡回は明日からですが、きょうはこっそりと覆面調査を行います。
さてさて、どんなレベルのお店でしょうか。
楽しみです(^_−)−☆
と言うわけで、今日も気合い十分で起動いたします!!
行くぞおおおおおお~♪ヽ(´▽`)/
※写真は、札幌の街角にあったモニュメント。何なんだろうこれ??
- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2016年05月22日
- 07:14
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